**−07 〈side VN〉 ページ7
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練習も一区切りつき、みんなが休憩していた時
ホシヒョンがマネヒョンの所へ行くのが見えた。
HS「マネヒョン、」
「おお、ホシ。どうした?」
HS「あの、さっき来た人のことでちょっと。」
小声でそう言うホシヒョンの声が聞こえてドアの向こうへ消えたふたり。
別に盗み聞きしようとしたわけではなくて。ただ、タオルの替えを別室に置いてきたのを思い出して取り行こうとしただけ。
…少し、うそ。
ホシヒョンの表情が気になってた。
俺が練習室から出ると
少し離れた所にふたりは座って話していた。
そっと影に隠れて様子を伺う。
「…違うよ、ホシ。」
HS「いいんです。マネヒョン、遠慮しないで言ってください。」
「ホシ、俺は」
HS「僕の何がダメでしたか?できれば具体的に言ってください。僕、直しますから。」
「…お前は何も悪くない」
HS「………じゃあ、なんでですか…なんで、ダンストレーナー入れたんですか!」
「社長なりに何か考えがあるんだ」
HS「…僕には言えないんですか」
「ホシ、お前はよくやってるよ本当に。……やりすぎなほど。」
HS「…ますます分からないです。あの人を入れたってことは、僕のダンスに納得がいってないってことじゃないんですか?」
「…今まで通りやればいい。でも、ナナホシさんは…お前にとってSEVENTEENにとって必要だと、俺も社長もそう考えているんだ。」
ホシヒョンが立ち上がったのが見えて急いでその場を後にした。
ヒョンはすごく頼りになる。いつも一生懸命で決して弱音を吐かないホシヒョンを見ると、頑張らなきゃって気持ちになる。尊敬してるし、SEVENTEENとしても家族としても大事なヒョンだ。
だから
帰りの車でも、ヒョンが涙目で話していた姿が頭から離れなかった。
みんながナナホシさんについての話をしている時もぼけーとしてるし、心ここにあらずって感じ。
「…ヒョン、大丈夫ですか」
俺が呟くと、ホシヒョンは少し驚いた顔をして微笑んだ。
HS「うん、大丈夫」
ナナホシさんってそんなにすごい人なの?ヒョンよりも?
「ヒョン、俺も大丈夫だよ」
俺の言葉にうんとうなづくとゆっくり目を閉じたヒョン。
ヒョンがこんな風に傷ついてる姿を見るのは嫌だ。
ナナホシさんが来たから、ヒョンは…
まだしゃべったこともないナナホシさんには悪いけど、
彼女にあまりいい思いは抱けない。
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おかぴー(プロフ) - マシュさん» コメントありがとうございます!最近更新できてなくて申し訳ないです。頑張りますのでよろしくお願いします(o^^o) (2017年9月18日 7時) (レス) id: 18035f4753 (このIDを非表示/違反報告)
マシュ - 更新頑張ってください! (2017年9月17日 9時) (レス) id: 4dd55e2597 (このIDを非表示/違反報告)
おかぴー(プロフ) - へさおちゃんさん» コメントありがとうございます(o^^o)今は可愛いホシくんですが、これからもっとかっこいいホシくんも出していけたらと思っているので楽しみにしていてくださいね〜!! (2017年8月26日 0時) (レス) id: 18035f4753 (このIDを非表示/違反報告)
へさおちゃん(プロフ) - ホシくん可愛い〜!!!どう仲良くなっていくかすごく楽しみです! (2017年8月25日 2時) (レス) id: 97cbb36833 (このIDを非表示/違反報告)
おかぴー(プロフ) - 妖精さん» そんなお言葉を頂けて本当に嬉しいです!ありがとうございます(>_<)!では心地よい睡眠を取れるよう毎日頑張りますね!笑 (2017年8月13日 17時) (レス) id: 18035f4753 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:おかぴー | 作成日時:2017年8月8日 11時