**−30 〈side HS〉 ページ31
ウジが作曲を頑張ってくれてるおかげでアルバム製作は予定よりも速いペースで進んでいて、年が明ける頃にはタイトル曲 「Pretty U」の振り付けも完成に近づきつつあった。
まぁまだ他にも曲たくさんあるからなんとも言えないけど…
ナナホシさんとしゃべっていた時に思いついたアイデアがたくさん散りばめられたこのダンス。
我ながら凄くいいものが出来そうな予感がするんだ…!
曲の半分くらいまで一通り通して、辞めの合図をかける。
「最初のジュンのとこ大事だから表情固まらないようにして。それと初めにソファー座る組の足上げるタイミングがちょっとずれたよね。あと、ジョンハニヒョンとバノニ、サビで顔を上げるのが遅い。」
とりあえず僕から気になった所をあげた。
SC「ここがいつもずれる…」
DN「たぶん一つ振りが多いんだと思いますよ!」
SC「……ほんとだ…、」
MG「ここだけもっかいやろ。」
WZ「うん。」
JS「ドギョマ、ここもっと思い切り飛び出していいよ。僕もっと右にいるようにする。」
DK「あ、わかりました!」
JH「え、でもそこでジス来たらこっち狭くなるんじゃない?」
JS「一回やってみよっか。」
もっともっとよくなれる、
もっといいものを作りたい、
みんな気持ちは一緒だから、こうやって意見を出し合ってする練習はすごく楽しい。
みんながそれぞれ確認している中で、チラッとナナホシさんの方を向くと目があった。
「みなさん、わたしからもいいですか。」
あんなにガヤガヤしてたのに。
彼女の一声でみんなが前を向く。
「全体的にメリハリがない気がします。今回の曲のイメージで笑顔が多いのは分かるんですけど、ずっと笑ってたら怖いです。もう少し表情を考えて欲しいのと、あと動線がぐちゃぐちゃなのでもっと周りを見てくださいね。」
的確で、それでいてアバウト。
僕たちに直接的な指導はあまりしないナナホシさん。
もちろん個人でダンスを見てもらう事はあるけど、全体練習の時に自分の意見は言ったことがない。
彼女には、歳下を感じさせない気迫がある。ナナホシさんのダンスは動画でしか見たことないけど、ダンスの事になると目が変わるっていうか…いつものほんわかした空気と全然違うんだ。
みんなそれを感じているから、ナナホシさんのアドバイスには、より耳を傾けている気がする。
「あ、あとホシさん。ちょっと、」
「え?ぼく?」
どうやら外で話すみたい。
え、なに。怖い…
1166人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
おかぴー(プロフ) - マシュさん» コメントありがとうございます!最近更新できてなくて申し訳ないです。頑張りますのでよろしくお願いします(o^^o) (2017年9月18日 7時) (レス) id: 18035f4753 (このIDを非表示/違反報告)
マシュ - 更新頑張ってください! (2017年9月17日 9時) (レス) id: 4dd55e2597 (このIDを非表示/違反報告)
おかぴー(プロフ) - へさおちゃんさん» コメントありがとうございます(o^^o)今は可愛いホシくんですが、これからもっとかっこいいホシくんも出していけたらと思っているので楽しみにしていてくださいね〜!! (2017年8月26日 0時) (レス) id: 18035f4753 (このIDを非表示/違反報告)
へさおちゃん(プロフ) - ホシくん可愛い〜!!!どう仲良くなっていくかすごく楽しみです! (2017年8月25日 2時) (レス) id: 97cbb36833 (このIDを非表示/違反報告)
おかぴー(プロフ) - 妖精さん» そんなお言葉を頂けて本当に嬉しいです!ありがとうございます(>_<)!では心地よい睡眠を取れるよう毎日頑張りますね!笑 (2017年8月13日 17時) (レス) id: 18035f4753 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:おかぴー | 作成日時:2017年8月8日 11時