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次の日、少し早めに練習室に入ると
まだ誰もいなくてシンとしてた。
好きだなぁこの空気…これから騒がしくなるなんて嘘のような静けさ。
ストレッチをしたあと、ウォーミングアップ程度に軽くダンスをしていると
やがてメンバーさん達が現れた。
「おはようごさいます!!」
わたしがそう言うと、みなさん驚いたように返事してくれたけど…髪の長い人の目線は挨拶が終わってもわたしに向けられたままで。
特徴的だから分かる。散々サイト漁ったもんね〜
…ジョンソン、さん?だよね。
「おはようございます、ジョンソンさん。」
JH「…え?」
「え?」
JH「おはようございます、ジョンハンです。」
ニヤっとしながらそういうジョンソンさん、じゃなくて!ジョンハンさん。
「すすすすいません!覚えたてで…」
JH「…ほんと、面白い人ですね笑」
口に手を当てて笑う姿はなんだかもう…彫刻のようだ(綺麗だって言いたい)
「あの…ホシさんは…?」
わたしがそう言うと、みなさんの視線が集まった気がした。
JH「…もうすぐ来ると思いますよ。」
「そうですか…」
会ったらなんて言おう…言いたい事たくさんあるんだよな…
いきなり話しかけたら引かれるかな。うーん…
JH「あいつのこと、許してやってくれませんか、」
俯いて悩んでいたら、申し訳なさそうなジョンハンさんの声がした。
「へ?」
JH「昨日もあの後、すごく反省してたんです。」
「あ、昨日のことか…気にしてませんよ!」
JH「え?」
今度はジョンハンさんが驚いた声をあげた。
HS「…おはよう、ごさいます…」
その時ちょうど、ホシさんが練習室に入って来た。
わたしの顔をみるとぺこりと頭を下げて眉を寄せる。
HS「あの、昨日はほんとにすいま「あああ!!!!」
HS「えっと…」
「謝らないでください!わたし、ホシさんのお気持ち全然分かっていなくて…無神経でした。すいませんでした。」
HS「そんな、悪いのは僕です…」
「わたし、もっとホシさんやメンバーさんに認めてもらえるよう、全力でやらせていただきたいと思ってます。…なので、よろしくお願いします!」
我ながら暑苦しい女だ。
嫌われてるのに、こんなやる気満々なこと言って。
「遠慮なく、不満や誹謗中傷…言っていただいて構いません!」
そう言って深く頭を下げると
慌てたようにホシさんが言った。
HS「ナナホシさん、こんな僕ですが こちらこそよろしくお願いします!!」
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おかぴー(プロフ) - マシュさん» コメントありがとうございます!最近更新できてなくて申し訳ないです。頑張りますのでよろしくお願いします(o^^o) (2017年9月18日 7時) (レス) id: 18035f4753 (このIDを非表示/違反報告)
マシュ - 更新頑張ってください! (2017年9月17日 9時) (レス) id: 4dd55e2597 (このIDを非表示/違反報告)
おかぴー(プロフ) - へさおちゃんさん» コメントありがとうございます(o^^o)今は可愛いホシくんですが、これからもっとかっこいいホシくんも出していけたらと思っているので楽しみにしていてくださいね〜!! (2017年8月26日 0時) (レス) id: 18035f4753 (このIDを非表示/違反報告)
へさおちゃん(プロフ) - ホシくん可愛い〜!!!どう仲良くなっていくかすごく楽しみです! (2017年8月25日 2時) (レス) id: 97cbb36833 (このIDを非表示/違反報告)
おかぴー(プロフ) - 妖精さん» そんなお言葉を頂けて本当に嬉しいです!ありがとうございます(>_<)!では心地よい睡眠を取れるよう毎日頑張りますね!笑 (2017年8月13日 17時) (レス) id: 18035f4753 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:おかぴー | 作成日時:2017年8月8日 11時