**−12 〈side JH〉 ページ12
.
SC「ホシ、」
あの後
楽屋に戻ってきたホシに、スンチョルの厳しい声が掛かった。
SC「スタッフさんにあんなこと言ったらダメだろ。」
HS「…すいませんでした。」
表情からすると、外でだいぶ頭は冷えたようだ。
今にも泣きそうなホシに胸が痛い。
スンチョルのホシに向ける目が、怒りを表していた。それはきっとしばらく収まることはないだろう。
SC「お前がこんなこと言うやつだと思わなかった。がっかりしたよ、」
HS「…っ」
「…スンチョル、」
スンチョルの言葉に俯いてしまったホシが見ていられなくて思わず声を掛けた。
スンチョルに向かって黙って首を振ると、納得していないような表情をした。
「…ホシ、あんなこと言ったらダメだよ。」
HS「はい、」
「SEVENTEENがスタッフさんを悪く言うグループだって言いふらされたらどうすんの〜」
HS「え?」
「どんなにムカついたりしても外で声に出しちゃだめ。その分、悪口は俺たちに言ってよ。」
HS「……っ」
「分かった?返事は?」
HS「はいっ」
WZ「俺、あいつとちょっと出てきますね?」
まだぐすぐす泣いているホシを見て、ウジが小声で俺に言った。
「うん、お願い。」
ウジがホシを支えるようにして楽屋を出たのを確認すると、スンチョルが大きくため息をついた。
SC「ハニ、お前さ…」
リーダーとして厳しく叱りたかったんだろう。その気持ちもわかる。
「今のホシに厳しく言っても逆効果だよ、」
SC「…でもあんな言い方はないだろ」
「別にホシのナナホシさんへの言葉を肯定したわけじゃない。ただ、今のホシにはこうした方がいいと思ったから。」
JS「…ホシはいい子だから、きっと十分すぎるくらいに反省してると思うよ。」
スンチョルの肩をぽんと優しく叩くジス。
SC「…お前らに従うわ」
俺たちがこうやって話してる間も、年下の奴らはみんな沈んだ顔をしてて楽屋の雰囲気はものすごく重かった。
DN「ナナホシさん、明日来てくれるんでしょうか…」
SG「来づらいですよね…」
MG「辞めちゃったらどうしよ、」
.
だから次の日、
「おはようごさいます!!」
練習室に入って見えた、元気な彼女の姿にとても驚いたんだ。
.
1166人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
おかぴー(プロフ) - マシュさん» コメントありがとうございます!最近更新できてなくて申し訳ないです。頑張りますのでよろしくお願いします(o^^o) (2017年9月18日 7時) (レス) id: 18035f4753 (このIDを非表示/違反報告)
マシュ - 更新頑張ってください! (2017年9月17日 9時) (レス) id: 4dd55e2597 (このIDを非表示/違反報告)
おかぴー(プロフ) - へさおちゃんさん» コメントありがとうございます(o^^o)今は可愛いホシくんですが、これからもっとかっこいいホシくんも出していけたらと思っているので楽しみにしていてくださいね〜!! (2017年8月26日 0時) (レス) id: 18035f4753 (このIDを非表示/違反報告)
へさおちゃん(プロフ) - ホシくん可愛い〜!!!どう仲良くなっていくかすごく楽しみです! (2017年8月25日 2時) (レス) id: 97cbb36833 (このIDを非表示/違反報告)
おかぴー(プロフ) - 妖精さん» そんなお言葉を頂けて本当に嬉しいです!ありがとうございます(>_<)!では心地よい睡眠を取れるよう毎日頑張りますね!笑 (2017年8月13日 17時) (レス) id: 18035f4753 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:おかぴー | 作成日時:2017年8月8日 11時