【最終章*春】最終話：満開シンデレラ�� ページ49
日差しも暖かくなり、街の所々にある桜の木がちらほらと開花し始め、春の訪れを伝えているようだった。
MANKAIカンパニーに来てから2度目の春。
そんな今日この頃、私を含めた春組メンバーと、衣装係である幸くんは次の公演についてミーティングをするため、談話室へと集められた。
「あれ、珍しく村人Cが起きてる。」
「あー、まあ。今日はちょっと…。とりあえず読んで貰っていいっすか。」
幸くんからの質問を曖昧に答える綴さん。何かワケありかな?と思ったが、深くは突っ込まず渡された脚本に目を通すことにした。
題名は【満開シンデレラ】
4人兄弟の末っ子に生まれた�爛轡鵐妊譽薛瓩�主人公のようだ。
男兄弟の中で育ったシンデレラは活発で少々お転婆な性格に育ったため、恋愛や恋というものに全く興味がなかった。
シンデレラはある日外を散歩している途中、大きな桜の木の下で眠っている男性を見つける。
興味本位で声をかけてみると、なんとその人は隣町に住む王子だという。
王子はこっちの方に出かける時は、こうして桜の木の下で一休みするのがお気入りらしかった。
2人はそのまま意気投合し、日が暮れるまでお話をした。
その後も週に1回ほどのペースで2人はこうして会うようになった。
友情とは違う気持ちが芽生え、これが恋なのかと徐々に気づき始めるシンデレラ。
しばらく経った頃、王子から「今度自分の城で開く舞踏会に、是非参加して欲しい」と誘いを受ける。
しかし「私の家はそこまで裕福でもない。自分のこの醜い容姿では王子に申し訳ない」と断ってしまう。
そして舞踏会当日の日。
シンデレラは1人、桜の木の下でボーッとしていると、急に目の前に魔法使いが現れた。
「ワタシ、マホウツカイ。アナタタチノコト、ズットミテタネ。アナタイマカラ、ブトウカイ、イクネ。」
魔法使いはそう言うとシンデレラを綺麗なお姫様の姿に変身させ、舞踏会へと向かわせた。
無事お城で王子と再会し、2人はその場にいた誰よりも輝きを放つ存在となった。周りの貴族からは「お似合いだ」「あなたこそ王子に相応しいお方だ」と祝福され、2人はめでたく結ばれることになった。
そして満開の桜が咲き誇る中2人は結婚式を挙げ、永遠の愛を誓ったのだった―――。
…と、あらすじはこんな感じだ。
春組は全員男性だけど、シンデレラ役は一体誰がやんだろう？
そんな疑問を浮かべながら顔を上げると、綴さんとバッチリ目が合った。
『え?』
to be continued...
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ささき - とっても良かったです！！！！ (2019年2月23日 4時) (
レス) id: 1e1a117a8f (このIDを非表示/違反報告)
朝霧ゆら(プロフ) - cocoさん» 全然大丈夫ですよ！！更新ふぁいとです(*^^*) (2017年9月6日 16時) (レス) id: f272f35116 (このIDを非表示/違反報告)
coco(プロフ) - 朝霧ゆらさん» すいません！まだ返信の仕方がよく分かっていなくて、ちゃんと返せていませんでした(TT)前のコメントにも載せましたが、コメントと同時に温かいお言葉本当に嬉しいです！これからもよろしくお願いします！ (2017年9月6日 8時) (レス) id: 1d170c4237 (このIDを非表示/違反報告)
coco(プロフ) - ホイップなクリームさん» わあああとても嬉しいです(TT)真澄くん、至さん推しなので今回2人の話を作ってみました！更新遅くなるかもですが頑張ります！これからもよろしくお願いします^ ^ (2017年9月6日 8時) (レス) id: 1d170c4237 (このIDを非表示/違反報告)
ホイップなクリーム - 真澄君推しの私には…ホント俺得です///至さんも好きなので最っ高です！！これからも更新頑張ってくださいヽ(*´∀｀)ノ応援してます(｀・ω・´) (2017年9月6日 3時) (レス) id: 9fe09aed16 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：coco | 作成日時：2017年7月20日 23時
