第３話：顔見知り ページ4
そういえば、この劇団には顔見知りがあと３人いるんだよな〜と考えていたらその中の１人が近づいてきた。
「つーかよ、俺見たことあるわこの顔。」
「あ、万里くんも？実はオレも見たことあって！」
そう言ってきたのは同じ高校に通う先輩２人。
万里先輩と咲也先輩だ。
『えっと、私も花咲学園に通っているんです。今２年生で真澄くんと同じクラスです。」
「え、そうなの！？真澄くん、どうして教えてくれなかったの！」
咲也先輩に物凄い勢いで揺さぶられ、ソファからむくりと起き上がる真澄くん。
「ウザい。……!?」
面倒くさそうに目をこすりながら立ち上がった真澄くんは、こちらを見た瞬間に目を見開いて固まってしまった。
「か、監督が2人…!?」
「もう真澄くん、また話聞いてなかったでしょ。私は2人もいないから！」
「新入団員が入るとこまでは…起きてた…。でも怒るアンタも、可愛い…。」
……!?
普段の真澄くんからは想像できない発言にびっくりしてしまった。
しかも驚いているのは私一人で、周りの人たちはいつも通りだというようにやれやれといった状況だった。
いつも授業中は上の空で、休み時間の時もだいたい寝てるし、他の女の子から声かけられても応えないのに…。さすがいづみさん。
「お前同じクラスだろ？見たことなかったのかよ？」
と万里先輩が真澄くんに問いかける。
「…？？監督意外興味ない…。でも見たことは…ある、かも。」
と私を見ながら曖昧に応える様子からして、やっぱり認識はされていないようだった。
「…制服姿の監督も、可愛い…。明日から登下校、一緒にできる…。」
そう言ってニッコリと笑う真澄くんが不覚にも可愛いと思ってしまい、３秒ほど見とれてしまった。
…ていやいやそうではなくて。
流されちゃダメだ！と頭を振り、持ち直す。
『真澄くん？私、いづみさんじゃないからね!?』
「(…しゅん)」
え、ちょっと何しゅんって!?さっきから真澄くんの可愛さが心臓に悪いのですが。
ただそこまで落ち込まれるとこちらとしても少し寂しいわけで…。
『あの…ごめんなさい。』
…って、何に対しての謝りなんだろう、と心の中でツッコミを入れる。
ただ咄嗟に出た返事がこれしか思いつかなかった。
「ささ、そろそろいい時間だし、ご飯にしましょう！」
いづみさんの一言でひとまず自己紹介タイムは幕を閉じた。
to be continude...
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ささき - とっても良かったです！！！！ (2019年2月23日 4時) (
レス) id: 1e1a117a8f (このIDを非表示/違反報告)
朝霧ゆら(プロフ) - cocoさん» 全然大丈夫ですよ！！更新ふぁいとです(*^^*) (2017年9月6日 16時) (レス) id: f272f35116 (このIDを非表示/違反報告)
coco(プロフ) - 朝霧ゆらさん» すいません！まだ返信の仕方がよく分かっていなくて、ちゃんと返せていませんでした(TT)前のコメントにも載せましたが、コメントと同時に温かいお言葉本当に嬉しいです！これからもよろしくお願いします！ (2017年9月6日 8時) (レス) id: 1d170c4237 (このIDを非表示/違反報告)
coco(プロフ) - ホイップなクリームさん» わあああとても嬉しいです(TT)真澄くん、至さん推しなので今回2人の話を作ってみました！更新遅くなるかもですが頑張ります！これからもよろしくお願いします^ ^ (2017年9月6日 8時) (レス) id: 1d170c4237 (このIDを非表示/違反報告)
ホイップなクリーム - 真澄君推しの私には…ホント俺得です///至さんも好きなので最っ高です！！これからも更新頑張ってくださいヽ(*´∀｀)ノ応援してます(｀・ω・´) (2017年9月6日 3時) (レス) id: 9fe09aed16 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：coco | 作成日時：2017年7月20日 23時
