第１５話：イージーモードなお助け ページ25
なかなかいい案が思いつかず、今も現在進行形で悩んでいた。
いつかの真澄くんのように談話室のソファーに体育座りをし、はあぁとため息をつく。
『どうしたものかなあ…』
一人呟き、ソファーの背もたれに頭を乗せるようにして、天井を見上げる。
「…ちゃん。Aちゃん。今暇？」
突然私の視界に万里先輩がひょっこりと入ってきた。
『ば、万里先輩!?どうしたんですか突然!』
「いや、突然っつーかずっと名前呼んでたけど。」
ずっと考え事をしていたせいか、万里先輩の声が耳に届いていなかったらしい。
「んなことはいいからさ。今時間空いてんなら、ちょっと付き合ってくんね？」
『あ、はあ…。』
と言われるがまま、万里先輩に付いてきたわけだが。
話を聞くと、どうやら天馬くんと出かける予定だったのだが、ご存知のとおり只今左京総監督の監視の下、勉強におわれているため一緒に行けなくなってしまたようだ。
そういう私も勉強をしなといけない身なのだが…まあ1日ぐらいはいいだろう、多分。
それからはショッピングモールや古着屋を巡ったり、カラオケにも付き合わされ、今はゲームセンターにいる。
「Aちゃんなんか欲しいもんある？今日付き合ってくれたお礼に俺がとってやるけど。」
UFOキャッチャーエリアをうろつきながら、万里先輩が聞いてきた。
『ん〜これといって特には…。』
付き合わされたと言っても、なんだかんだ楽しませてもらったし。最近あの至さんとの一件があったことで頭を悩ませていたのだが、今日のおかげでいい気分転換にもなった。
「なんかねーかな……。っあ、これ」
辺りをキョロキョロと見回していた万里先輩は、ある場所で立ち止まった。
そこには�爐劼瓩燭麒�きつきぬいぐるみ�瓩判颪�れたポップがでかでかと貼られていて、女子高生のキャラクターが腕に抱きつく仕様となっているぬいぐるみが置かれていた。
ああ、これが噂の�爐劼瓩燭鶚瓠帖�
初めてお目にかかったのだが、確かにどことなく自分と似ていて心がザワザワとした。
「へえ…。これやってくか。」
万里先輩は100円を入れ、慣れた手つきで操作し始めた。
アームがうまい具合にぬいぐるみを持ち上げ、そのまま取り出し口の方へと落ちた。
『すごい、一発で取っちゃった…！』
「こんぐらいよゆーっしょ。ほらよ。」
そう言って万里先輩はぬいぐるみを渡してきた。
to be continued...
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ささき - とっても良かったです！！！！ (2019年2月23日 4時) (
レス) id: 1e1a117a8f (このIDを非表示/違反報告)
朝霧ゆら(プロフ) - cocoさん» 全然大丈夫ですよ！！更新ふぁいとです(*^^*) (2017年9月6日 16時) (レス) id: f272f35116 (このIDを非表示/違反報告)
coco(プロフ) - 朝霧ゆらさん» すいません！まだ返信の仕方がよく分かっていなくて、ちゃんと返せていませんでした(TT)前のコメントにも載せましたが、コメントと同時に温かいお言葉本当に嬉しいです！これからもよろしくお願いします！ (2017年9月6日 8時) (レス) id: 1d170c4237 (このIDを非表示/違反報告)
coco(プロフ) - ホイップなクリームさん» わあああとても嬉しいです(TT)真澄くん、至さん推しなので今回2人の話を作ってみました！更新遅くなるかもですが頑張ります！これからもよろしくお願いします^ ^ (2017年9月6日 8時) (レス) id: 1d170c4237 (このIDを非表示/違反報告)
ホイップなクリーム - 真澄君推しの私には…ホント俺得です///至さんも好きなので最っ高です！！これからも更新頑張ってくださいヽ(*´∀｀)ノ応援してます(｀・ω・´) (2017年9月6日 3時) (レス) id: 9fe09aed16 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：coco | 作成日時：2017年7月20日 23時
