第２話：左京総監督 ページ12
4人揃って「ただいまー」と談話室へ入ると、そこには先に帰ってきたのであろう欧華高校組と聖フローラ組のメンバーがいた。
そして「今この場だけ総監督だ」とでも言うような風格で仁王立ちしている左京さんと、家庭教師経験者である紬さん、部屋の端の方でみんなを見守っているいづみさんの姿があった。
「みんなおかえり、学校お疲れ様。とりあえず着替えて、例のものを持ってまた談話室来てくれるかな？」
私たちが部屋に入るなり、いづみさんは苦笑いを浮かべた。
�猯磴里發劉瓩修慮斥佞世韻�やけに心に刺さった。
ああ、今だけこの寮から脱走したいと思いながら、自室で着替えをすませ部屋を出る。
談話室へ戻ると私以外みんな揃っていて、左京さんの合図で学生組は横一列に並ぶのだった。
「今日集まってもらったのは他でもねえ。明日から夏休みだからって浮かれねえように忠告するためだ。点数が悪かったヤツは家庭教師もつけてやる。いいか、学生というのはうんたらかんたら....」
左京さんが話し始めてから約10分が経とうとしていた。
今この場にいる理由を忘れかけそうになっていたが、気がついたら聖フローラ組である幸くんと椋くんが左京さんの元へ行き、成績表とテスト結果を見せていた。
いよいよ始まったとヒヤリした。
「…中学組の二人は特に問題ない。…が油断はしないことだな。」
「別に、オレたちエレベーター式だから関係ないけど。」
「まあまあ幸くん。ほら部屋戻って早速宿題進めちゃお。」
左京さんからの問題なし通知を受けた2人はそそくさと談話室を出た。
続いて欧華高校組。
「……」
左京さんの顔が少し引きつったのが分かった。
「まず兵頭。前よりかはよくなってるが、まだまだだ。勉強は月岡に見てもらうようにしろ。」
「っす。」
「問題は…」
左京さんの顔はさらにこわばり、直感でこれはヤバイと感じた。
「皇！七尾！またおめーらは赤点とりやがって…。補習行ってる間に稽古が出来なくなるってことわかってんのか⁉」
私の直感はあたり、左京さんの怒鳴り声が部屋に響き渡った。
「す、すいませんっス！」
「仕方ないだろ。撮影とかで忙しかったんだから…。」
「ガタガタ言ってんじゃねえ。いいか、まず補習には休まず行け。それから宿題は必ず俺の部屋でやることだ。直々に監視してやる。」
「.....。」
「.....。」
2人は魂が抜けてしまったようで、そのまま放心状態となっていた。
to be cotinued...
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ささき - とっても良かったです！！！！ (2019年2月23日 4時) (
レス) id: 1e1a117a8f (このIDを非表示/違反報告)
朝霧ゆら(プロフ) - cocoさん» 全然大丈夫ですよ！！更新ふぁいとです(*^^*) (2017年9月6日 16時) (レス) id: f272f35116 (このIDを非表示/違反報告)
coco(プロフ) - 朝霧ゆらさん» すいません！まだ返信の仕方がよく分かっていなくて、ちゃんと返せていませんでした(TT)前のコメントにも載せましたが、コメントと同時に温かいお言葉本当に嬉しいです！これからもよろしくお願いします！ (2017年9月6日 8時) (レス) id: 1d170c4237 (このIDを非表示/違反報告)
coco(プロフ) - ホイップなクリームさん» わあああとても嬉しいです(TT)真澄くん、至さん推しなので今回2人の話を作ってみました！更新遅くなるかもですが頑張ります！これからもよろしくお願いします^ ^ (2017年9月6日 8時) (レス) id: 1d170c4237 (このIDを非表示/違反報告)
ホイップなクリーム - 真澄君推しの私には…ホント俺得です///至さんも好きなので最っ高です！！これからも更新頑張ってくださいヽ(*´∀｀)ノ応援してます(｀・ω・´) (2017年9月6日 3時) (レス) id: 9fe09aed16 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：coco | 作成日時：2017年7月20日 23時
