5話 ページ6
貴方サイド
……僕、そんな風に思われてたんだ。
ちょっと悲しいな……
「なんでいち兄達、大将を悪く言うの？」
信濃が声を荒げる。
「悪く言ってるわけじゃないよ。ただ主さんを心配してるだけ」
と、乱が信濃に言う。
……これ以上聞いてられないや。
自室に足を踏み入れる。
ボタッ、ボタッと涙が流れる。
泣くつもりはないのにな。
僕は、ここでも“また”居場所を失くすのか？
……それは嫌だ。
服の袖で涙を拭う。
それでも止まらない。
なんか、どうでもよくなってきた。
すると、頬を優しく撫でられた。
歪む視界で目に入ったのは、金色の髪にフードを被った青年。
僕の初期刀、山姥切国広だった。
「泣くな。あんたが泣いているのを見るのは辛い」
「まんば……」
まんばの手は僕の目に行き、その涙を拭う。
自然と、僕の涙は止まっていた。
僕はまんばに抱きついた。
まんばは少し驚いたけど、抱きしめ返してくれた。
「彼奴らの言ってることに耳を貸すな。
俺が、お前を守る」
普段は写しのことを言ってるのに、こういう時は頼りになるな。
「ありがとう。君は、最高の刀だね」
すると急にまんばの顔が赤くなり、
「写しの俺に言っても、何も出ないぞ！」
と、慌てて言ってきた。
僕はそんな姿を見ているうち、笑いが込み上げてきた。
「何笑ってるんだ！」
「ごめんごめん。
ここにも味方が居るんだなって思ったら、嬉しくって」
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もこ(プロフ) - 望月海さん» すみません！男主だと思ってました。本当にすみません(_ _;) (6月28日 7時) (
レス) id: 79dfdf41ef (このIDを非表示/違反報告)
望月海(プロフ) - もこさん» ご意見の方は少し構成を考えさせていただきますね。 (6月27日 23時) (レス) id: 3c48936758 (このIDを非表示/違反報告)
望月海(プロフ) - もこさん» もこさん、感想ありがとうございます。せっかくのご感想なのですが、このお話は女主を設定としているので、もこさんの好む男主ではありません。作者が僕っ子好きなのですが、誤解を与えてしまったようなので訂正させていただきました。 (6月27日 23時) (レス) @page1 id: 3c48936758 (このIDを非表示/違反報告)
もこ(プロフ) - コメント失礼します！私男主の愛され大好物なので嬉しいです！刀剣男士全員推しなので嬉しいです！更新頑張ってください！出来たらなんですけど短刀たちにも恋愛的に愛されたいです()いきなりすみません (6月27日 17時) (レス) @page23 id: 79dfdf41ef (このIDを非表示/違反報告)
望月海(プロフ) - 匡さん» ありがとうございます♪早速書いてみます！ (2017年5月23日 23時) (レス) id: 546fdd6d80 (このIDを非表示/違反報告)
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