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4話 ページ5

貴方サイド

「君、その膨らんだものはなんだい?」

鶴丸が驚いたと言う風に、僕のフードを指差す。

「一期に殴られたんだよ……」

さっき、今剣を危ない目にあわせたと決めつけ、拳骨を喰らった。

実際、君の声が無ければ無事だったんだが……

「よほど強く殴られたんだな。だが、自業自得じゃないのか?」

「それ、皆に言われたよ」

騒ぎを聞きつけた皆は、事情を知ると、

『主が悪い』

『自業自得だよ』

と言われてしまった

また、同じこと……

「だいたい、あれは前からやってたのに……」

「……君、主という自覚はあるかい?」

「ある。あるよ。だけど……」

続きを言おうとしたその時、

ズキッ、と腕が痛んだ。

「ッ!」

そういや、打撲してたの忘れてた。

「どうした?」

急に黙り込んだ僕に、鶴丸が問う。

「悪い。ちょっと用が出来たから、僕行くね」

「え?ちょ、おい!」

鶴丸の声を無視し、自室に向かう。

すると、大広間から声が聞こえた。

「なーんかさ、主って危ないよね」

「そうですね。今剣殿に怪我がなかったのはいいですけど、

もう少し考えて行動して欲しいです」

「まあ、主は頭のネジが数本ぶっ飛んでいるからな。仕方ないさ」

「そういう言い方はねえだろ。もうちっとおぶらーとに包めよ」

「同田貫の旦那、アンタも十分酷いぜ?」

いや、僕からしてみれば皆酷いよ。

「主君が嫌っていうわけじゃないですけど、なんか……」

「闇を抱えてるって感じが、強いんだよね」

「あ、やっぱりそう思う?僕達も、心の闇は深かったけど、

主はそれ以上な感じがして、ちょっと怯える部分が有るんだよね」

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もこ(プロフ) - 望月海さん» すみません!男主だと思ってました。本当にすみません(_ _;) (6月28日 7時) (レス) id: 79dfdf41ef (このIDを非表示/違反報告)
望月海(プロフ) - もこさん» ご意見の方は少し構成を考えさせていただきますね。 (6月27日 23時) (レス) id: 3c48936758 (このIDを非表示/違反報告)
望月海(プロフ) - もこさん» もこさん、感想ありがとうございます。せっかくのご感想なのですが、このお話は女主を設定としているので、もこさんの好む男主ではありません。作者が僕っ子好きなのですが、誤解を与えてしまったようなので訂正させていただきました。 (6月27日 23時) (レス) @page1 id: 3c48936758 (このIDを非表示/違反報告)
もこ(プロフ) - コメント失礼します!私男主の愛され大好物なので嬉しいです!刀剣男士全員推しなので嬉しいです!更新頑張ってください!出来たらなんですけど短刀たちにも恋愛的に愛されたいです()いきなりすみません (6月27日 17時) (レス) @page23 id: 79dfdf41ef (このIDを非表示/違反報告)
望月海(プロフ) - 匡さん» ありがとうございます♪早速書いてみます! (2017年5月23日 23時) (レス) id: 546fdd6d80 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:望月海 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2016年1月24日 22時

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