刀剣乱舞短編集！！

燭台切光忠2 ページ8

貴方サイド

「何故、か……そうだな。強いて言えば君達を守るためかな？」

「守る？ふざけるな。危害を加えようとしてるのは主の方だぞ」

「……鶴丸君、僕がいつ君達に危害を加えたのかな？」

「！？」

僕が彼らをを君付けする時はかなり怒ってる時だけ。

「後さ、人が話してる時に割り込むのはやめようね？」

僕は皆に手をかざす。

「神よ、その心落ち着き静かなる事誓え。我は竜の神、竜神の主。名をA。我の願い、聞き入れたまえ」

辺りは神々しい光に包まれ皆は自身の刀を収め後ろに下がる。

「主よ、失礼した。続けてくれ」

見習いちゃんは当然驚いてる。

「見習いちゃん、君さぁ、審神者向かないよ。人殺しの見習いちゃん？」

「何故それを！」

「それは政府さんに聞いてよ」

すると見習いちゃんは袖から短刀を取り出した。

「アンタが死ねば……この本丸は私の物だっ！」

本性を晒け出す見習いちゃん。

刀剣達は呆気に取られ動く事さえ出来ない。

「刀なんて簡単に使いこなせる様なもんじゃないよ」

僕は竜の剣を抜き、応対する。

「なっ！？」

「随分と驚いてるね。何、何時誰が剣術を出来ないなんて言った？何時、霊力が無いなんて言った？……何時出来損ないだって言った？」

僕は短刀を弾き飛ばし竜の剣を彼女の腹に刺した。

「ぐっ！？」

その場に横たわる見習いちゃん。

「皆……助けて……」

だが皆完全無視。

「どうっ……してっ……」

「悪いけど、主を傷付ける奴を助けるつもりは無いよ」

「なにそれッ……アンタ、此奴らに裏切れたのに虫が良すぎると思わないの…？！」

「確かに思うけど、僕からしてみれば本性晒け出したのにまだ助けられると思ってるお花畑思考の君の方が虫が良すぎると思うよ？」

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