にっかり青江 暁王歌さんリク ページ49
貴方サイド
「それでね、暗い廊下を、誰かが歩いてくるんだ」
ゴクッ、と誰かが息を呑んだ。
「それで、僕の部屋に、足音の主は立ち止まったんだ。
そして、音もなく襖が開き、覗いていたんだ……
鬼の形相をした、髪が逆立った女が！」
「「「ぎゃあああああ！！」」」
青江が言うと、短刀たちが叫んだ。
「あまり良い話ではないですな」
「だって昨日、こんな夢を見たんだもの」
青江はケロっとしながら言う。
「あまり弟たちを怖がらせないでください」
「ははっ。次からはあまり怖くない話をするよ♪」
「全く……」
一期は呆れている。
「怪談話なんて、どうせほら吹き話ばかりだろ？」
「それはどうかな？昔は妖怪とかたくさんいて、
そこから実話の怖い話も作られてるんだよ？」
「妖怪とか幽霊って、今はもう非現実的だろ。
君が少女の霊を斬ったって噂があるけど、その夢、その少女の祟りじゃないか？」
「そうかなぁ？夢に出てきた女は、笑ってなかったよ？」
「どこの世界に、自分を斬った相手に笑う奴が居るんだよ」
「それは言えてる！」
「というかA。君、今日僕に対して当たりキツくない？」
「気のせいじゃない？それより石切丸の所行って、お祓いしてもらいなよ」
「え〜？いいよ、大丈夫」
「どうなっても知らないからな」
部屋を出て石切丸の元へ行く。
「おや、どうしたんだい？」
「青江が女の夢を見たんだとさ。それも怖い方のね。
昔、青江が斬った女の霊かもしれない。祓ってやってくれないか？」
「別にいいけど、優しいね」
「別に。彼奴は放っとくことが出来ないから」
よろしく頼むよ。と言って部屋を出る。
「どこ行ってたの？」
「ん〜？ちょっとな」
「石切丸に言ったでしょ？」
「だって心配だったから」
「ふふっ。ありがとう。流石僕の彼女だね」
-fin-
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望月海(プロフ) - 蒼月さん» そこらへんの判断は他の小説とかに影響されました。宗三は小夜にシスコンと言う方達が多いので、そうなのかな……と。態々はコメントありがとうございました。 (2017年4月21日 18時) (
レス) id: 546fdd6d80 (このIDを非表示/違反報告)
蒼月(プロフ) - 望月海さん» ええと、調べてきたのですが女姉妹に対して強い愛着・終着を持つ状況のことをシスコンと言うそうです！なのでお小夜に対してなのでブラコンでは…とも思ったんです！ (2017年4月21日 0時) (レス) id: 7c6279f5c3 (このIDを非表示/違反報告)
望月海(プロフ) - 蒼月さん» 返信遅れてすみません。いえ、間違ってないです。兄が弟や妹に対してシスコン、弟や妹が兄や姉に対してブラコンです。 (2017年4月20日 23時) (レス) id: 546fdd6d80 (このIDを非表示/違反報告)
蒼月(プロフ) - えぇと、宗三左文字の短編集で、シスコンと言っているのですが、弟にたいする愛なのでブラコンですよ！ (2017年4月9日 2時) (レス) id: 5adb663dac (このIDを非表示/違反報告)
Kurono:mua(プロフ) - 三日月宗近の中で最初の短編、手を固定されてるのにどうやって胸を叩くんですか、？足？ (2016年8月15日 3時) (レス) id: cb545fef8b (このIDを非表示/違反報告)
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