検索窓
今日:18 hit、昨日:5 hit、合計:340,297 hit

次郎太刀 初桜さんリク ページ43

貴方サイド

「よーし!じゃんじゃん飲みあかそうー!」

「「「うおおおおー!」」」

「……主、いいの?」

「僕は別にいいよ?楽しいじゃない」

ニコニコ笑いながら言う主。

で、騒ぎの中心人物は僕の彼氏、次郎太刀。

次郎は酒好きで、女寄りの美人(?)

ただ、すぐ酔っ払うから、困るんだよな。

兄の太郎も毎回呆れている。

「お前ら、片付けは自分でやれ!」

へし切が怒鳴り始めた。

宴がかなり進んでいたみたいで、そろそろお開きにしようとしている。

「まだ良いじゃないか!」

「そうだぜ〜?」

と、次郎と日本号が言う。

「黙れ酔っ払い。後片付けをするこっちの身にもなれ」

「もう〜、酔いが覚めちゃうな」

酒飲んでて、何が楽しいのだろう。

感情がまだ上手く制御できない僕にはわからないことだらけ。

なんで、こんなに胸が痛いんだろう。

この場は楽しいし、嫌なことなんて一つもない。

でも、何か足りない。

それがわからなくて、もどかしい。

俯いていると僕に影が落ちた。

驚いて顔を上げると、次郎が立っていた。

「さっきから俯いてるけど、どうしたのさ?」

「え、いや……」

「煩くて迷惑してるんじゃないのか?」

「えっ、そうなの!?」

「そんな事ないけど……」

「んー、まあいいや。アタシとAは部屋に戻るから!」

次郎に腕を引かれ、部屋に行く。

「ホントにどうしたの?アンタがそんな顔してるなんて」

「なんか、胸にぽっかり穴があいたような感じがして」

「それって、主に聞いたことがあるよ。

そういうのは、寂しい時に感じるものだって」

「寂しい……?」

僕は、寂しかったのか……?

「……確かにそうかも。あの場にいても、

僕はどこか皆と距離が有るのを感じていた。次郎、君とも」

次郎は一瞬目を見開いたけど、すぐに笑って、僕を抱きしめた。

「大丈夫だよ。だって、アタシはずっとAの側にいるんだから」

-fin-

大和守安定 弥生さんリク→←鳴狐 紅春さんリク



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (181 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
263人がお気に入り
設定タグ:刀剣乱舞 , 短編集
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

望月海(プロフ) - 蒼月さん» そこらへんの判断は他の小説とかに影響されました。宗三は小夜にシスコンと言う方達が多いので、そうなのかな……と。態々はコメントありがとうございました。 (2017年4月21日 18時) (レス) id: 546fdd6d80 (このIDを非表示/違反報告)
蒼月(プロフ) - 望月海さん» ええと、調べてきたのですが女姉妹に対して強い愛着・終着を持つ状況のことをシスコンと言うそうです!なのでお小夜に対してなのでブラコンでは…とも思ったんです! (2017年4月21日 0時) (レス) id: 7c6279f5c3 (このIDを非表示/違反報告)
望月海(プロフ) - 蒼月さん» 返信遅れてすみません。いえ、間違ってないです。兄が弟や妹に対してシスコン、弟や妹が兄や姉に対してブラコンです。 (2017年4月20日 23時) (レス) id: 546fdd6d80 (このIDを非表示/違反報告)
蒼月(プロフ) - えぇと、宗三左文字の短編集で、シスコンと言っているのですが、弟にたいする愛なのでブラコンですよ! (2017年4月9日 2時) (レス) id: 5adb663dac (このIDを非表示/違反報告)
Kurono:mua(プロフ) - 三日月宗近の中で最初の短編、手を固定されてるのにどうやって胸を叩くんですか、?足? (2016年8月15日 3時) (レス) id: cb545fef8b (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:望月海 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2015年8月5日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。