刀剣乱舞短編集！！

一期一振2 ページ15

一期サイド

あれから数時間。

今は夕方だ。

「一期、ちょっと良いかな？」

と主殿に呼ばれた。

着いて行くと大広間についた。

主殿が開けないので、私が開けてみると……

パァーッン！

と激しい音がなり、それに続いて。

「「「「「一期/いち兄、お誕生日おめでとう！」」」」」

弟達や、A達がくらっかー(？)を手に持ってそう言った。

そうだ、今日は私の誕生日だ。

「いち兄、何ボーッと突っ立ってるの！来て来て！」

乱に手を引かれ席に座らせられる。

「燭台切の旦那達が作ってくれたんだぜ！」

そう言いけーきを見せてくれる薬研。

もしかして、Aと鶴丸殿の様子が可笑しかったのって……

二人を見ると作戦大成功と主殿と話していた。

やはり二人が提案してくれたそうだ。

その後は誕生日会を楽しんだ。

そしてお開きになってきた頃……

私の手には皆から貰ったぷれぜんとでいっぱいだ。

でも、Aからは何も貰ってない。

部屋に戻ろうとするとAから声をかけられた。

「あ、A」

「あのさー、誕生日プレゼントなんだけど……」

もしかして、用意出来なかったのかな？

そう思った瞬間、唇と唇が触れ合った。

誰がって、私とA……

「誕生日プレゼントは、僕だよ！一期！」

私は大きく目を見開く。

「……ありがとうございます。なら、一緒に部屋へ行きましょう」

「うん！」

Aには敵わないな、なんて思いながら。

-fin-

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