1話 ページ3
貴方サイド
何で僕は王宮にいるんだろう…
こんな事になったのは数時間前に遡る
数時間前
僕は普通に散歩していた
いつもなら人通りが少ない所も人で溢れていた
何故なら５人の王子と１人の王女が来ているからだ
このセレナ国に
まあ、島は近くて船で行き来出来るから騒ぐほどじゃ無いけど
王子とか王女に興味無いし
噂に聞くと殆ど女嫌いみたいだし
そこの角を曲がれば何時もの見晴らしの良い丘に着く
丘に着くと同時に女の子の声が聞こえた
振り返るとその子は前を見てないらしくこっちに突っ込んできた
？「おい、待てよ！…！？莉音！前見ろ！」
？「え？」
その子が見てももう遅い
その子は僕に突っ込んで僕は…
丘から落ちた
？「きゃああ！？」
？「早く助けないと！」
いくら僕でもこれはキツイかも…
僕は意識を失った
そして煩くて目を覚ました時知らない天井が見えた
そして今に至る
僕は包帯を巻かれた頭を押さえた
フードは脱げてないし大丈夫だな。顔は見られてないはず
？「痛いんですか？」
横を見ると僕と同じくらいの男の子がいた
貴方「えっと、ここは…王宮？」
？「そうです。貴方が物分かり良くて助かりました」
まるで今までの女は物分かりが悪いと言ってる様だ
？「自己紹介がまだでしたね。僕は飯島レイです」
貴方「僕は立花Aです」
レイ「貴方はお幾つですか？」
貴方「13」
レイ「僕と同い年なので敬語は必要ありませんよ」
向こうは敬語をやめるつもりないか。染み付いてるって感じだし
それにこの人…
貴方「ねえ、君って極度の女嫌い？」
レイ「！？」
あ、図星だ
レイ「…そうですよ。僕は極度の女嫌いです。ですけど…」
そのまま手を僕の包帯を巻かれている部分を撫でた
貴方「？」
レイ「貴方は気に入りました。僕の女嫌いを見抜く女性はいなかったので。レイとお呼びください。僕もAと呼びます」
貴方「あ、うん」
レイ「Aは頭はもう大丈夫ですか？」
貴方「平気だよ？」
レイ「なら、着いてきて下さい」
僕はレイの後を追う
レイ「今から着くところでは僕はAに冷たくします。問題を起こされたくないんで」
貴方「うん」
レイ「決してAを嫌いになった訳では無いので＾＾」
少し歩くと王宮の広間？みたいな所に着いた
レイ「怪我人を連れてきました」
？「おう、そなたよ、怪我は大丈夫か？」
貴方「えっ、はい」
この人、誰？
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：望月海 | 作成日時：2014年12月31日 23時
