君たちとの毎日

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「呼ばれちゃった…昼やすみ！お昼一緒に食べてほしい！その時に交換してね！」
キラキラスマイルでそういう彼女


「いや、ちょっと…」
そう言って断ろうとすると


「昨日間違ってますなんてひどいこと言ったのにお詫びもしてくれないの？」
頬を膨らませて怒った顔を見せるAさん
全然怖くないし可愛くて困る


いや、そんなことを考えている場合ではない
確かに勇気を出してくれたであろう彼女に返事をする前に間違ってますだなんて失礼にも程がある


わかったと頷くと
楽しみにしてるねと言って廊下へ向かっていった


その後男子、もはや女子にまで質問攻めに会ったのは言うまでもない
告白されたという事実だけは隠し通してなんとか昼休みを迎えた



待ち合わせとしていた裏庭に向かう


ベンチにはAさんがいてこっちこっちと手を振っていた
まずはお互いを知ろうとたわいもない世間話をする

クラスの話とか先生の話とかをしていると昨日の緊張が嘘のようになく、高嶺の花の彼女と普通に話せている自分に驚く
実はこうやって話す前は彼女はどこかお高くとまってるんじゃないかと偏見があったのだ
気さくに話してくれる彼女の笑顔を見て、俺は心からその偏見を恥じた


お弁当は自分で作っていると言っていた彼女は口いっぱいに食べ物を詰めてにこにこと美味しそうに食べている


ふと、その姿に既視感を覚えた
なんだか懐かしい気持ちになる


でもなぜだかわからなくて頭の片隅で考えているうちに昼休みが終わりそうになる


「カムデンくん、嫌じゃなかったらまた誘ってもいい？」
様子を伺うように聞いてくるAさん


「僕なんかでよければぜひ…今日とても楽しい時間を過ごさせてもらったし」
そう伝えると花が咲くように笑った彼女



無事に連絡先も交換して解散した

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