JW設定メモの短編集 (ページ15)

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俺らのマネージャー、可愛すぎ問題　１－２ページ15

流星side
淳太が撮影中にいなくなった。
男色家として有名なスタッフに連れられて。
スタジオを飛び出して、淳太を捜しまわる。
片っ端からドアを開けて、たどり着いた会議室。
でも、ここほぼ使われてないらしいし、まさか…
『ぃやっ、やだ、誰かっ！！』
青「っ、淳太！！」
ドアを蹴り飛ばす。
衣服がはだけて、涙を浮かべた淳太。淳太の手首を掴み、馬乗りになった秋河とかいうスタッフ。
理性が切れそうだったが、寸前で堪えてスタッフを殴り飛ばす。淳太を抱き寄せ、震える体をぎゅっと抱きしめる。
黄「りゅ、りゅうせぃ、おれ、こわ、かった…無理やり、キスされそうになって、それで…」
俺に縋り付いて泣く淳太の頭をそっと撫でる。
青「大丈夫、大丈夫やで、淳太。もう怖い思いはさせない、俺たちがついてる」
愛しい愛しい淳太。こんな状況だけど、淳太が俺を頼り、縋り付いているという事実に、優越感を感じずにはいられない。
桃「淳太っ！？」
望の大声がして、淳太の体がビクッと震えた。淳太を抱きしめる力を強くして、入口の方を見る。
桃「流星、あ、淳太…」
気絶しているスタッフと、震えている淳太と、抱きしめている俺。
望は瞬時に状況を察し、スタッフを睨みつけてスマホを取り出した。
どこかへ電話して、俺たちに歩み寄ってくる。
桃「今警察に電話したから…」
望が心配そうに膝をつく。望の淳太、という呼びかけに反応して、淳太が顔を上げた。
黄「のんちゃん…おれ…」
弱々しい声で望の名前を呼び、望へ手を伸ばす。
あ〜あ、とられてもうた。

それから駆けつけたメンバーと淳太を慰めて、今日の仕事はキャンセルして淳太の家へ行った。
あのスタッフはクビになり、逮捕された。
それから俺たちはより一層、淳太に過保護になりましたとさ。