07.顔認証を解除 ページ8
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JS「A、僕たちには謝罪ないの？」
『したじゃん』
JS「心がこもってない謝罪は謝罪とは言わないんだよ？」
ニコリと口角をあげるその仕草は
昔から何も変わってなくて…
『なんか…ジスの顔がムカつくから絶対謝らない』
JS「そういうとこ本当に可愛くないよね
お嬢さまを見習って素直になりなよ」
お嬢さまを見習って
お嬢さまみたいに
お嬢さまは、って
執事である彼らはセアが大切であるが故に
そう言っていることはわかってる
『そうやってセアと比べられても
わたしはセアじゃないから無理です〜』
買い物の時間が少なくなっちゃう！
なんて言い訳をいつも上手いこと見つけて
回避してるけど、それなりにわたしだって思うことはある
それでも
SA「Aとお買い物の行くの久しぶりだから
今日すごい楽しみだったの」
可愛く笑ってくれるセアが
彼らがセアを大事に思う以上に
大好きで大切だから比べられても落とされても
わたしにとってはなんてことはない
むしろ比べてセアをもっと大事にしてくれるなら
それで良い
HS「ヌナのカトクゲット〜」
MG「アイコンなにこれ？」
ジュンのスマホからわたしのカトクが
どんどん流出しているらしいけど
わたしにそんなに連絡することある？
JH「あーなんか謝罪とかもうどうでもいいわスマホ出して」
『誰の？わたしの？』
差し出された手に首を捻っていると
いいから早くと急かされ
ポケットからスマホを取り出しジョンハンに渡す
JH「顔」
『……あ、ああ認証ね、はいはい」
スマホを向けられて顔認証を解除されると
慣れたようにすいすい操作してそのままジスの手へ渡った
同じようにジスもスンチョルへと何事もなく渡すと
わたしへと戻ってきた
『…ねえ、なにしたの？
ウイルスかなんか入れた？』
返されたスマホを確認すると
カトクの通知が数件溜まってる
『なにこれハニって、ジョンハンのこと？
ん？ジョシュア、エスクプスってなにこれ誰？
なんか増えてるんだけど』
JH「俺たちの連絡先、レアだからスマホ落とすなよ」
カトクにはジョンハンの名前と知らない名前が二つ
それから数人の弟たちの名前が並んでいて
ミンギュとスングァンからスタンプが送られて来ていた
SA「本当に素直じゃないのはどっちなんだろうね」
なんて言ってふふふと隣でセアが笑ってた
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よる - コメント失礼します！冒頭からこんなに面白くて引き込まれる作品は久しぶりです！更新楽しみにしてます！ (3月6日 12時) (
レス) id: 6320421e04 (このIDを非表示/違反報告)
おきょん(プロフ) - コメント失礼します！まだ9ページまでしか読んでないのに面白いのでお気に入りにいれさせていただきました！執事系大好きなので嬉しいです！更新楽しみにしてます！！ (9月26日 23時) (レス) id: c8cd884924 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：春 | 作成日時：2023年9月19日 22時
