06.人聞きの悪い ページ7
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セアに暗証番号をジュンから教えてもらったことと
また勝手に入ったことを謝ったら
セアはなんだそんなことか〜と笑ってた
SA「スンチョルから許可貰ったのかと思ってた」
今まではセアに番号を教えてもらって
何度も自分の家の如くお邪魔していた
それが最近はセアが番号を知らないというか
たぶんわたしのせいで教えて貰えなくなってた
SC「私が許可する訳ないですよ？」
JH「お前ジュニ騙して聞き出したの？」
『騙したって言い方は良くない
ちょっとお願いしただけなんだけど…』
お願いしただけね、
と呆れたように鼻で笑うジョンハンを横目に
ジュンはそわそわしながらスマホを触っていた
JN「ヌナ、あの約束もなしになる？」
JH「は？約束？」
『ジュナ、たった今なくなった気がするよ』
ジュンは画面を見るとため息をついた
それを隣にいたミョンホが奪い取り
数回スクロールするとわたしに画面を見せた
MH「これヌナ？」
『そうだけど…』
ふーんと興味なさげに再び画面に視線を戻すと
MH「ヒョン、このヌナ最悪だよ
"美味しいもの食べに行こうはーと"って言ってる」
『言ってない言ってない！！…え、言ってる？』
やーやーと騒がしくなった弟たちは
見せろ見せろとジュンのスマホを取り合っていた
WZ「なに？なんでこんな騒がしいの？」
HS「わ、ヌナ居るなんで？！どっから入った？！」
は、とすぐに切り替えてわたしの隣に居る
セアへと丁寧に挨拶をするジフンとスニョン
セアがご苦労様と労っているところを見ると
庭の見回りに行っていたようだった
騒ぐ弟たちに訳も分からず加わるスニョンと
静観するジフンで個性豊かなセアの執事が全員揃った
DN「やーヒョン！"はーと"なんて付いてないじゃん！」
『言ってないよね！良かった！』
JH「ジュニのこと弄ぶ気ならやめろよ」
『弄ぶってそんな人聞きの悪い…』
あんな整った顔面が横を歩いていようものなら
わたしの方が弄ばれてると思われるに決まってるんだから
深いため息が聞こえて
そちらを振り返ると何か言いたげにわたしを見てる
スンチョルと目があう
『…ごめんってば』
SC「用があるなら普通に来い」
眉をひそめ目の縁をほんのすこし赤く染めた
スンチョルに息を飲むが
すぐにいつもの憎たらしい表情に変わって
SC「まあ入れてやるかは別だけどな」
と小馬鹿にしたようにケラケラと笑った
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よる - コメント失礼します！冒頭からこんなに面白くて引き込まれる作品は久しぶりです！更新楽しみにしてます！ (3月6日 12時) (
レス) id: 6320421e04 (このIDを非表示/違反報告)
おきょん(プロフ) - コメント失礼します！まだ9ページまでしか読んでないのに面白いのでお気に入りにいれさせていただきました！執事系大好きなので嬉しいです！更新楽しみにしてます！！ (9月26日 23時) (レス) id: c8cd884924 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：春 | 作成日時：2023年9月19日 22時
