サクライ君は怪異ポリス。 (ページ10)

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ハジメマシテ 9 ページ10

つかさ視点

ボクはずっと巫女山に隠してた事がある。

それは、ボクが生まれつき怪異が見えたりそれを祓う力等を持っていると言う事

ちょっと不便な事も会ったけど、この力を全部巫女山の為に使って来た。

そのおかげか巫女山に邪気なんてほとんど見なくなった。でもボクが迂闊にも頭知様を教えてしまった。

頭知様に会った時、頭知様は凄くかっこよくて、きっと巫女山が取られちゃうと思って焦ってたけど。

巫女山、怪異に襲われかけたんだね。ごめんね、

僕は知ってたのに。君が怪異に狙われやすいって。

なのに危ない所に君は行かせてさ、どーかしてるよ僕は

まぁ、サクライにも会えたし、頭知様にも会えたし良いよね。

つか「じゃあ、頭知様。バイバイね。」

頭知様を通り過ぎようとすると、手を掴まれた

ひとつは巫女山に。もうひとつは頭知様に。

「ごめんなさい。私、疑って…ごめん。」

巫女山が謝ると同時に、ｸﾞｯと手首を頭知様が引っ張った。

痛い。

サク「俺はサクライ、貴方も必要です」

必要ねぇ…きっと役に立たないけど。

ﾁﾗｯ

横目に巫女山を見る

可愛い、守りたい………ボクが側に居たい。

ボクは人の為じゃない。巫女山の為に戦うんだ。

つか「入ってあげても良いよ！…サクライ。」

ポーカーフェイスの彼を笑顔で睨みながら、

ボクはそう言った