ハジメマシテ 2 ページ3
「つかさぁ………私、ダメかも。」
つか「えー?嘘でしょ?ボク…頑張ったのに……」
落ち込むつかさを横目に私は溜め息を吐く。
この百合ヶ丘中学では、成績によってクラスが変わる。
上が松組、普通が竹組、下が梅組って感じなんだ。
私とつかさは、竹だったんだけど、なんとつかさが頑張り松組に入ったのだ
私も頑張ったんだけど竹組で終わった
て言うか、つかさって私より勉強出来なかった気がするけど、、、。
ちょっと悔しくて不正を疑っていると、つかさがまるで頭の中を読んだ様に私に言った。
つか「ねぇ、どーしてボクが出来る様になったのか知りたい?」
「それは、知りたいよ。、、、で?」
つかさは私の返答にニヤリ、と笑い言った
つか「頭知様って知ってるかな?」
とうち………さま?。頭知様?
何それ?
「知らないけど、頭知様って誰?」
つか「ボクも知らないけど頭知様って言うのがこの学校の裏庭に祭られててね。二回拍手して、頭を撫でるの。そしたら、」
「そしたら?」ゴクリ
つか「今の現状になったんだ。巫女山も行って見れば良いよ。………あっ、でも気を付けてね。」
今までの、笑顔は何処やらへ、急に真剣になるつかさ。
怖い。
つか「もし、拍手の回数を間違えちゃったり拍手してから十秒待たずに振りかえったら…………」
「振りかえったら…………?」
つか「頭知様が怒って殺されちゃうんだって。…………まぁ真偽は定かだけど。」
へぇ面白そう。
行ってみよ!!
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作者名:敗北の輪廻君 | 作成日時:2020年6月15日 15時