《限界メンバー》彼らと過ごす日々2

言ってよ　gn ページ18

※シリアス、ﾀﾋネタ
gn視点

最近Aの様子がおかしいのに気付いた、ずっと意識がないようにぼーっとしてる。

俺と目を合わせている時でもまるで遠くを見つめてるみたいに焦点が合っていないし

どこか行く時には目を離せば居なくなってしまいそうな程儚く感じた。

だから思い切って聞いてみたんだ、何か辛いことがあるのなら力になりたかった。

『別にそっちには関係ないし、もういいよ』

諦めた風に呟く彼女に少しだけ怒りを覚えた、関係ないなんて言い方は無いと思う。

「こっちだって心配してんの」

強めの口調でそう言えば悲しそうな顔を見せた後にヘラヘラと笑った。

『あーごめん言い過ぎたね、原人には分かんないか』

相棒とかいえるくらいの存在だと思っていたしAも同じだと信じていた。

しかしAの軽薄な態度に見て苛ついた俺はその場を去った。

此方だって真剣だったのに蔑ろにされたみたいで嫌気がさした。



でも、俺は本当に分かっていなかった。アイツがどれだけ追い詰められていたかを

「なぁごめんって」

届かない謝罪の言葉を石(アイツ)の前で吐き出す、あの時のことまだ謝れてなかったんだよ。

「ほんとに悪いと思ってる」

Aの心のうちに気付けなくて。どれだけ重い物を背負っているか、Aに言われた通り俺は何も分かっていなかった

「そんな信頼ないかな」

何も言わず1人で抱え込むとか俺のことそんなに頼りなかったのか。

真相何一つ分からないまま全てを閉じ込めて居なくなってしまった、これからどうすればいいんだろう。

最後の言葉がアイツなりの優しさだったと理解した今、俺は前に進めなくなった。

離れないで　ar→←全ては突然　gt

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