料理 cn ページ13
※同棲してるって設定
日曜日の昼下がり
することもなくゴロゴロとしていたがあまりにも暇すぎる。
何しようかと思考を巡らせるといいアイディアが頭に浮かぶ
「そめさん!!料理するよ!」
私がいきなり立ち上がったことに驚き目を丸くしていたかと思うとクスクスと笑い出す。
「どうしたの?突然。まだご飯食べてないから丁度いいけど」
急な提案に嫌がる素振りもなくスマホで何を作ろうかと調べだす。
私も一緒にスマホを覗き込み冷蔵庫にある食材だけで作れそうな物を探す。
簡単に作ることが出来そうなものを見つけ早速準備に取り掛かる。
元は私が提案したことでもあるし、料理のほとんどは私が作ることとなった。
そして余談ではあるが私はあまり料理をしたことはない。
彼と住む前までは実家で暮らしていたし、彼と住んでからは炊事等は彼がしてくれている。
つまり今回の料理はちゃんと作るのが初めて
『そ、そめさん!これどう切るの?』
「ちょっ、危ない!ここはこう持ってね」
『熱いよそめさーん!!』
「早く冷やしてー!とりあえず替わるから!」
迷惑を掛けまくる羽目になってしまったのだ。
そめさんのフォローのお陰でなんとか食べれるような形には完成していた。
『なんか、ごめんね…沢山失敗しちゃった』
本当であればもっと早く出来ていたしちゃんとした見た目になる筈だった。
キッチンもだいぶ汚してしまい、片付けるのが大変そうだ。
罪悪感に苛まれ俯き彼に謝る。怒られることだって覚悟した。
がしかし感じたのは頭を撫でる彼の手だった。
「そんなに気にしないで、最初は誰だって失敗するもんだよ。ほら先にご飯食べてその後に一緒に片付ければいいじゃん。」
私を諭すように優しく微笑み掛けてくれる。その言葉に頷き食事の準備を整える。
「『いただきます』」
少し焦げたせいで苦かったが食べられないほどではなく、どちらかといえば美味しい方だった。
「今度また一緒に練習しよっか」
皿洗いをしている途中彼はそう話しかけてきた。
『そうだね』と返事をして次作る料理に想像を膨らませる。
次の休みは何作ろっか。
そめさんと一緒なら何でもおいしいと思うんだ。
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白いアスパラ - めちゃくちゃ好きです!需要しかない…続編更新楽しみです! (2020年5月29日 15時) (レス) id: 72a8b58e62 (このIDを非表示/違反報告)
伯爵(プロフ) - 逆音つらら@ちゃげっ娘。鬱紺色さん» そう言ってもらえて嬉しいです…!!この作品が完成したら続編を作ろうと思います! (2020年5月17日 4時) (レス) id: 3c3807f15d (このIDを非表示/違反報告)
逆音つらら@ちゃげっ娘。鬱紺色(プロフ) - 需要...需要しかないです...ください続編...()毎回毎回楽しませて頂いてるので、ぜひ、無理のない更新頻度でこれからも頑張ってください! (2020年5月17日 2時) (レス) id: 9e136fef77 (このIDを非表示/違反報告)
伯爵(プロフ) - 羅忌*ベルーガさん» ほ、ほんとですか?!ありがとうございます…!応援とても嬉しいです! (2020年5月17日 2時) (レス) id: 3c3807f15d (このIDを非表示/違反報告)
羅忌*ベルーガ(プロフ) - いつもほのぼの気分で読ませて頂いております!続編の事なのですが、私は需要あるなって思います!では、更新頑張ってください!! (2020年5月17日 1時) (レス) id: b3da06cea4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:伯爵 x他1人 | 作者ホームページ:今のところはありません
作成日時:2020年4月23日 7時