「友達」 ページ20
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駅に着くと、浮所くんは自分が私の腕を
掴んでいたことにやっと気づいたようで。
飛貴「あ...ごめん、無理やり引っ張って
来ちゃったよね、腕、痛くない?」
『...痛いよ、』
_____心が痛いよ、浮所くん。
飛貴「えぇ!!うそ!?ごめん大丈夫!?」
私の心の内なんて知る由もない浮所くんは、
いつものリアクションで、そう言う。
『...大丈夫だから...。』
飛貴「怒ってる??ほんっとごめん!まじで!!
友達に痛い思いさせるなんて俺バカだわ!
めっちゃ大事な友達なのに〜!!」
'友達'をわざと強調させてるような
言い方の浮所くん。
『もういいよ、...ほんとに大丈夫だから。』
飛貴「そっか、これからはAちゃんのこと
友達として全力で守るから!!」
'Aちゃんは俺の大切な友達だから!!'
いつも通りの太陽のような笑顔でそう
言った浮所くん。
でも、今の私にとって、太陽は辛いだけ
なんだよ...。
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カルボナーラ(プロフ) - とても嬉しいです!これからも読んでくださるとありがたいです!! (2019年11月10日 13時) (レス) id: e43d6561b1 (このIDを非表示/違反報告)
まお - このお話とても好きです! 更新を楽しみにしてます! (2019年11月9日 12時) (レス) id: 4581f1bec1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:カルボナーラ | 作成日時:2019年10月24日 16時