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それからさらに歩くこと10分くらい。
多分もう11:00すぎたであろう頃。
『あ...、家ついた、』
飛貴「そっか!お姫様無事送り届けました〜!笑」
『ふふっ、なにそれ...笑』
急に冗談を言うもんだから、思わず
笑ってしまった。
顔も頭も良くて面白いなんて、
神様は二物を与えないなんて嘘じゃないか。
飛貴「言ってみた。笑...あ、Aちゃん、
連絡先交換しよ?コンサートの事とか、
詳細いわなきゃいけないし...!」
『あ、そっか、そうだよね。』
そうだよ、行くにしてもこの先浮所くんに
会えるかなんて分からないのに、
連絡できなかったら行くなんて約束してもほんとに行けるかなんてわかんなくなっちゃう。笑
飛貴「あぶないあぶない...うっかり聞き
忘れるとこだったよ!笑」
'よかった〜!'と、ニコニコと笑う浮所くん
に対して、心臓がぎゅってなった。
...ん?なんだろうこの感情、
なんかの病気...?
胸に手を当てて考えるけど痛みはもう
治まってて、そんな重く考えることでは
ないか、と思った。
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作者名:カルボナーラ | 作成日時:2019年9月16日 18時