ぼっち ページ39
パチパチパチ・・・。
学校のパソコンルーム。
私は調べ学習の発表につかうスライドを作っている。
ちなみにさっきの「パチパチパチ・・・。」って音は、キーボード打つ音だよ!!
オノマトペのセンスない?
よく言われますwwww
って、そんなのはどうでも良くて。
『ああ、ぼっち寂しぃぃぃぃ』
6人と顔を合わせることが気まずくなった私は、「私一人でやる!!」と、勝手にスライド作りをしたのだ。
周りは皆、友達同士ではなしながら作業中。
結構うるさいので、私がぼっちでも、ぼっちを嘆いても気にされることはない。
『・・・・・。』
こう考えると、6人って大切な存在だったんだな。
中学から仲いいあかねちゃんたちとも話すけど、ダントツであの6にんといる。
______私から避けてるのに、話したい、なんて。
わがままだよね______?
?「______っと!ちょっと、大丈夫っ?」
『________』
?「A!」
『! 莉犬、くん_____』
いつの間にか私の後ろには、莉犬くんがいた。
『どうしてここに___?』
莉「一人でやるって言ってたから任せたけど、心配になっちゃって」
『っ・・・・』
私、皆に酷いことしてるよ?
避けてるんだもん、一方的に。
なのに心配してくれるなんて。
『優し、すぎるよ』
莉「え?」
『優しすぎるよ、莉犬くん。私、皆のこと避けて、酷いことしてるのに。なのに、心配してくれるの・・・?』
莉「・・・・。」
黙る莉犬くん。
莉「俺だって怒ってるよ」
『え・・・?』
莉「もう、Aは俺を怒らせて心配させてばっか!!ホントもう!」
『っ、ご、ごめんなさい・・・』
そうだよね。
呆れられて当然_____。
莉「・・・・でも、Aのこと好き」
『え・・・?』
莉「好きだよ?大好き。ただ、なんで避けてきてるのか、教えてくれないんだもん。言ってくれなきゃわかんないよ〜〜!」
『え、えと・・・』
莉「言ってくれれば、いけないとこは俺らも直すし!!」
『莉犬くん____』
彼の言葉に感動するけど、まさか「6人を意識してる」なんて言えないっ!!
『えっと、それはできれば言いたくない、かな』
莉「なんでぇ?」
『でもいつか言うから。そのとき、聞いてね・・・?』
ちょい上目遣いで言うと、赤くなる君。
莉「っ、わかった。待つ」
私は莉犬くんに、「ありがとう」と微笑んだ。
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シャーペンの芯(プロフ) - フェアリーさん» コメントありがとうございます!!!笑ってもらえて嬉しい限りであります…!読んでいただき感謝です! (2021年10月27日 18時) (レス) id: 37f133a8ec (このIDを非表示/違反報告)
フェアリー - 健全が一番の回の矢印が面白くて爆笑してました (2021年10月25日 19時) (レス) @page15 id: ebc545326a (このIDを非表示/違反報告)
フェアリー - 夢主ちゃんが面白すぎてベッドぶっ叩きながら(!?)読んでましたw (2021年10月25日 19時) (レス) @page10 id: ebc545326a (このIDを非表示/違反報告)
シャーペンの芯(プロフ) - 日向さん» あわわっ、嬉しすぎます…!!大好きだなんて…(照)授業中も考えてくださってたなんて……嬉しすぎて泣きます…。本当にありがとうございます! (2021年7月5日 22時) (レス) id: 37f133a8ec (このIDを非表示/違反報告)
日向 - 今まで自分が読んでいた夢小説の中でダントツ大好きです!!最終回になったとき、寂しすぎて、授業中もこの小説のことばっかり考えてたからwwwこれからもずっと応援してます!! (2021年7月5日 20時) (レス) id: 2bdb43fd43 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:シャーペンの芯 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/syapennosin/
作成日時:2020年3月27日 11時