お盆・後篇【三輪秀次】 ページ3
次の日お願いをかなえるためのベストポジションに陣取って小説を読み始める。
あ、来たのかな。
…私のお目当ての人物でほぼ間違いなさそうだ。
違ったら恥ずかしいけど、お姉ちゃんのお願いのためだから、頑張って声をかけてみよう。
主「あの、すみません、あなたみわしゅうじさん…でしょうか？」
三「…そうですが、何か用でしょうか。」
あ、よかった合ってた。
みわさんはなんていうか想像とは大分違ったなぁ。
主「あの、私、あなたのお姉さんからお手紙預かってて、あなたに渡してって言われてるんです。
で、これがそのお手紙…。」
三「ッ、ふざけるなッ！」
え、え、なんか急に怒り出したよこの人。
なんか私気に障るようなこと言った？あと、おこると怖い。
主「でも、お姉さんからのお願いだから、私叶えてあげたいんです。だから、受け取ってください。」
三「…………。」
私がそう言うと目を合わせないまま手紙を奪い取る。
あの優しいお姉さんの弟っていうから優しいだろうなって思ってたのになぁ…。
Aちゃんと同い年なのよって言ってたから仲良くなれるかと思ってたけどそうはいかなそうだ。
『私の弟…三輪秀次っていうんだけどね、その弟にお手紙を渡したくって…で、その子はお盆にここに来るから、渡してくれないかしら。
あぁ、あとレターセットも貸してくれないかしら。持って無いの。でもお手紙って普段書かないから買うきにもなれないし…ね？』
お願いの内容はコレだ。
渡すことはしたし、もう私はこの人に用は無い。
…本読もうかな。
踵を返し、元いた場所に戻ろうとする。
三「待て…姉さんに実際にお前は会ったのか？どんな様子だった？」
主「えぇ、仲良くしていただいてますよ。元気そうですけど…？」
三「…そうか、ありがとう。」
不審に思いながらもそのまま戻った。
・
・
そして次の日、私がお墓に来るとみわさんが話しかけてきた。
そして
主「は…？」
三「姉さんはもう、いないんだ。」
こんなことを言うから。
その後も、そのことについて話してくれた。
三輪さんのお姉さんは、第一次大規模侵攻の時に既に亡くなってしまっているらしい。
そして昨日三輪さんはお姉ちゃんのお墓に来たらしい。
でも、お姉ちゃんは、触れたし話せた。
＿＿＿＿＿＿＿＿あのひとはだぁれ？
あざとい【三雲修】＿＿＿ユウ様リクエスト→←お盆・前篇【三輪秀次】
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 96人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品が参加のイベント 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
いーち(プロフ) - とっきーきくっちーLOVEさん» 承りました！ではそのようにしますね。あ、二刀流（？）なんですね…！すごい…(*_*) (2016年1月6日 19時) (
レス) id: 11ee66640a (このIDを非表示/違反報告)
とっきーきくっちーLOVE - 返信がすごく遅れてしまってすいません 嵐山隊はなるべく全員がいいです！あ、あと名前を変えたんではなく、3DSとスマホでコメントしているんです！ではお願いします！ (2016年1月6日 16時) (レス) id: 2124eab973 (このIDを非表示/違反報告)
いーち(プロフ) - 佑希のなのさん» 初めまして。了解です！リクありがとうございます。 (2015年12月17日 20時) (レス) id: 11ee66640a (このIDを非表示/違反報告)
佑希のなの - リクエストで諏訪さんと荒船さんをお願いします！ (2015年12月14日 21時) (レス) id: 5c87f15179 (このIDを非表示/違反報告)
竜宮ひなＰ(プロフ) - お初なのに挨拶が遅れてすみません！改めて、初めまして！リク遅れても全然大丈夫ですよ、書いていただくだけで凄く嬉しいので！←では、私のリクを宜しくお願い致します！ (2015年12月11日 6時) (レス) id: 3589c5f865 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：いーち | 作成日時：2015年8月16日 21時
