おべんとう ページ3
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「うわーーーっ環！！！今日もすごい昼だね！！？！？」
ミリオくんは今日も陽気に環くんのお弁当箱をのぞきこむ。
私は「ですよねっ！！！ミリオくん、わかってますね〜！！！！！」と両手を上下に振る。
それとは反対に、ずん…と音が聞こえるくらいに影を広げる環くん。
「A…これは何…」
箱の中にある、ひとつの食材を指差す彼に、私はなんだっけ、と声を出す。
「え、それ？それはね、うーんと、たしか…
うーん…食べてみて！」
はあ…とため息をついて箸でそれを掴み、口に入れる環くん。
クレイジーだねAちゃん！とミリオくんは騒いでいるけど、
私はクレイジーなんかじゃない。絶対。 ()
もきゅもきゅと口を動かすうちに目尻と口を歪ませる環くんに驚いた私は、
なんだった？と訊いた。
すると、おえ、とえずいた環くん。
「これ……今朝のなめくじの残りだ………」
「あ…………………」
二人して一気に顔を歪める。アレはまずかった。
そうだ、まずすぎて余ったのをどっかに突っ込んだんだ。
環くんの弁当箱だった。
「ナメクジ！？！？まずそう！！！！」
そう言いながらもニカッと眩しいくらいの笑顔を振りまくミリオくん。
私はごめん環くん、と頭を下げ、もう１つぶち込まれていたそれを取り口に入れた。
「うえ〜〜げろまずっ」
口に手を当てながら悪い顔色で話しかけてくる環くん。
「…なんでこんなの作るのA」
「うえ、…いやあのね、
これ食べたら環くんどんな感じになるのかなあって、
いろんなものを見るたびに気になっちゃってさ……」
テヘ☆と首を傾げほっぺに手を当てる。「似合わない」と一瞬で切り捨てられ、落ち込む。
「…なめくじか………、よ、っと」
そう言って環くんはぎゅっと手を握りまた開いた。
その手の指から、タコの足のようにナメクジのどろどろがウニョウニョうごめいていた。
「「うわ！きも！！」」
ミリオくんと同時に吹き出した。
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宮垣 - 天喰くん可愛い。けどナメクジって確か寄生虫ヤバいんじゃ… (2018年2月24日 21時) (
レス) id: e5668725a2 (このIDを非表示/違反報告)
水仙(プロフ) - 天喰くん可愛いwそして主人公食料調達すごすぎw (2017年12月7日 22時) (レス) id: 2af43545d8 (このIDを非表示/違反報告)
谺(こだま) - 天喰さんがわいい (2017年11月21日 16時) (レス) id: cb3a1973eb (このIDを非表示/違反報告)
ミルクココア - 天喰君可愛いです!めっちゃ楽しみにしてマス! (2017年10月14日 22時) (レス) id: 4473a635a2 (このIDを非表示/違反報告)
ミルクココア - 面白いです!続編もものすごくいいです!頑張って下さい！ (2017年10月14日 22時) (レス) id: 4473a635a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：のの | 作成日時：2017年7月27日 20時
