ずーん ページ13
．
「ね ねえAちゃん、どうかしたん？
すごい沈んでるけど…」
「ごぽぽぽぷぺぺ」
「泡！！口から！泡出てるやん！！」
昼休みになった。
あたふたするお茶子ちゃんの声も耳を通り抜け、私はずっと考えていた。
帰ったら環くんがいない時があるのはもう慣れっこだけど、やっぱりいつもどうしても寂しくなってしまう。
ガチャって音がなってただいまって言ってくれる人がいないんだ。こんなに辛いことはない。
お弁当を作る気になれず、何も持ってこなかった私は、
ランチラッシュの食堂で適当にそばを頼んだ。
ひとり席に座って、もぐもぐずるると食べ続ける。
「向かい、いいか？」
そういいながら許可をもらう前にとすんと向かいに座ったのは轟くんだった。
「ん」
良かった、と轟くんは言って、向かいで私と同じそばを静かに食べている。
なぜに私なんぞの向かいに…と悩んでいれば、轟くんは先に口を開いた。
「…おまえ、なんでそんな今日落ち込んでる」
「いや、…まあ、うん…ちょっと、うん」
「言えないんなら言わなくていい、大丈夫だ」
ああ、そんな優しいところが女子にモテるのね。なんとなくわかったよ、うん。
わざわざそれだけ聞きに来てくれたの？と訊けば、ああと返ってくる。
「優しいね」
「そんなことはないと思う」
そんな轟くんを見て、私はこの人なら聞いてくれるかもしれないな、なんて淡い望みを抱いた。
一旦食事の手を止め、両腕で頬杖をついた。
あのさあ、と口を開く。
「ちょっと相談に乗って欲しくて…」
と言えば、轟くんも箸を横に置いた。
「ああ。なんだ？」
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宮垣 - 天喰くん可愛い。けどナメクジって確か寄生虫ヤバいんじゃ… (2018年2月24日 21時) (
レス) id: e5668725a2 (このIDを非表示/違反報告)
水仙(プロフ) - 天喰くん可愛いwそして主人公食料調達すごすぎw (2017年12月7日 22時) (レス) id: 2af43545d8 (このIDを非表示/違反報告)
谺(こだま) - 天喰さんがわいい (2017年11月21日 16時) (レス) id: cb3a1973eb (このIDを非表示/違反報告)
ミルクココア - 天喰君可愛いです!めっちゃ楽しみにしてマス! (2017年10月14日 22時) (レス) id: 4473a635a2 (このIDを非表示/違反報告)
ミルクココア - 面白いです!続編もものすごくいいです!頑張って下さい！ (2017年10月14日 22時) (レス) id: 4473a635a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：のの | 作成日時：2017年7月27日 20時
