さんびゃくろくじゅう。 ページ42
咲 「えっ、ちょっ白夜さ___！」
白夜 「咲ちゃん。」
咲 「は、はい。」
突然のことにパニクって、ジタバタと抵抗する私だったが、白夜さんが震える声で私を呼んだから、大人しくせざるを得なかった。
抵抗するのを辞めて分かった。私を抱き締める白夜さんの手が、カタカタと小刻みに震えていたのだ。大丈夫ですか、そう言おうとした瞬間に、白夜さんは話し始めた。
白夜 「今から俺は、君に大事なことを伝えます。恥ずかしいから、こういう体制で伝えることを許して下さい。」
白夜 「俺は、凄い鈍感です。特に、恋愛感情に対しては。誰かからそういう気持ちを向けられても、俺は全く気付かないんだ。それは自分の気持ちでも同じことで、俺は今までに恋愛感情を持った女性が居なかった。
___でも、咲ちゃんだけには……そうちう感情を持った。」
大きくなる白夜さんの震え。
今までこういう経験が無かったから、何て言えば良いのかが分からないんだ。気持ちを伝えることが怖くて仕方ない、関係が壊れちゃうんじゃないか、そんなところだろうか。
……私も、そうだったから。
白夜 「ｯ俺は……！！」
そこまで言って、白夜さんの動きが止まった。「くそぉっ……！」なんて、悔しそうな声を吐き出した彼を、私は心底愛おしく思った。
何も分からない筈の白夜さんは、勇気を出して私に気持ちを伝えようとしてくれた。それに甘えてばっかりは居られない、私だって、私だって好きだもん。
白夜さんの両肩に手を置いて、ゆっくりと体を離す。パッと視界に映った彼は、今にも泣き出しそうな顔をしていた。
咲 「笑ってください、白夜さん。」
白夜 「ｯ……無理だよ」
咲 「私は、貴方の笑っているところが一番好きです。勿論、泣いてるところも慌ててるところもみんな大好きです。だけど、やっぱり白夜さんには笑顔が似合います。」
白夜 「咲ちゃ……」
弱々しく顔を上げた愛しい人に、私は勢いよく抱き付いた。
「_______________。」
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まぴおろごん@通りすがりの黒魔道士A(プロフ) - 華音さん» あれま……Σ（ﾟдﾟlll）すいませんありがとうございます！これからも何卒宜しくお願いします^m(._.)m (2020年5月25日 16時) (
レス) id: 8464144616 (このIDを非表示/違反報告)
華音(プロフ) - こんばんわ☆お久し振りです(*´∇｀*)先程最新話読ませて頂きました♪最後の方で誤字を発見致しました^^;刀剣女士ヒロインの名前を変換しているのに「名前さん」になっていたので^^;御報告致しますね☆それでは、これからも頑張って下さいませ（＾ν＾） (2020年5月24日 23時) (レス) id: 85eea2d6ee (このIDを非表示/違反報告)
まぴおろごん@通りすがりの黒魔道士A(プロフ) - 裕大@低浮上さん» 毎度毎度ありがとうございます！励みになっております……！更新頑張りますっ！ (2020年4月26日 21時) (レス) id: 8464144616 (このIDを非表示/違反報告)
裕大@低浮上(プロフ) - 続編おめでとうございます！これからも楽しみにしています！頑張ってください！ (2020年4月26日 8時) (レス) id: c4236529ca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まぴおろごん@通りすがりの黒魔道士Ａ | 作成日時：2020年4月25日 21時
