さんびゃくよんじゅうきゅう。 ページ31
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「……はぁ、いつ見てもこの建物はでかいな。」
ワープを潜った先にあるのは、歴史修正主義者側の本部。刀剣男士や審神者には見つからないような場所、時空にある。時空が歪みに歪んでいるここには、時という概念が無い。過去も未来も無い。故に、あちら側からは見つからないのだ。
そのせいか、空は異様な色に染まり、ぐにゃりと曲がっている。ここら一帯に漂う気は、体に纏わり付くような気持ち悪いものばかりで、ぶっちゃけ人間の体には毒だ。俺も初めの数回は一時間とここに居ることは出来なかった。
今ではもう慣れたものだが、もしも一日中ここに居ろと言われでもしたら……うん、地獄だ。
心なしか重くなった体を引きずって建物に入った。本部の中には時間遡行軍が多数存在している。しかし、それらの時間遡行軍を束ねているのは俺のような人間であったり、妖、付喪神だったりする。
歴史を変えたいと強く願ったものが歴史修正主義者へと姿を変える。時間遡行軍の正体は、歴史の中で折れていった名も無き刀たち。皆が己が折れた過去を変えようと日々戦っているのだ。
「失礼します。」
廊下の途中にある立派な部屋。俺は扉をノックし、部屋に入る。部屋の奥には無駄にでかい机と椅子に座る中年の男の姿があった。男は俺を静かな、しかし威圧的な視線で見つめた後に、「なんだ」と言った。
なんだじゃねえよと言いたい気持ちを押し殺し、俺は書類を提出した。白夜という審神者が管理する本丸について事細かに記入してある。住所、本丸の構図、所属している刀剣男士について。男は書類を手に取り、ふむ、と頷きながらそれを読む。
「よくやった。次に襲う本丸は此処にしよう。」
「っありがとうございます！」
「そして、今回の本丸奇襲部隊の指揮をお前に託す。」
「え、俺がですか？！」
「あぁ。必ずや審神者の首を取ってくるのだ。」
「……分かりました。」
決行は今夜。刀剣男士たちが寝静まった深夜、本丸を襲う。
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まぴおろごん@通りすがりの黒魔道士A(プロフ) - 華音さん» あれま……Σ（ﾟдﾟlll）すいませんありがとうございます！これからも何卒宜しくお願いします^m(._.)m (2020年5月25日 16時) (
レス) id: 8464144616 (このIDを非表示/違反報告)
華音(プロフ) - こんばんわ☆お久し振りです(*´∇｀*)先程最新話読ませて頂きました♪最後の方で誤字を発見致しました^^;刀剣女士ヒロインの名前を変換しているのに「名前さん」になっていたので^^;御報告致しますね☆それでは、これからも頑張って下さいませ（＾ν＾） (2020年5月24日 23時) (レス) id: 85eea2d6ee (このIDを非表示/違反報告)
まぴおろごん@通りすがりの黒魔道士A(プロフ) - 裕大@低浮上さん» 毎度毎度ありがとうございます！励みになっております……！更新頑張りますっ！ (2020年4月26日 21時) (レス) id: 8464144616 (このIDを非表示/違反報告)
裕大@低浮上(プロフ) - 続編おめでとうございます！これからも楽しみにしています！頑張ってください！ (2020年4月26日 8時) (レス) id: c4236529ca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まぴおろごん@通りすがりの黒魔道士Ａ | 作成日時：2020年4月25日 21時
