さんびゃくじゅうろく。 ページ18
・・・
『貴女は…………、主さんのことが好きなんだよ！』
咲 「ｯ〜！！」
ボンッと爆発する頭。誰も居ないのをいいことに、私は座布団に顔を埋めた。
あの後、爆弾を落としていった乱ちゃんとAさんはショートする私をあろうことかそのままに、うふふ、くすくすと笑いながら縁側から去っていった。
取り残された私は、何処からか聞こえてきたホーホケキョ、という鶯の声で正気に戻り、バタバタと慌ただしい音を立てながら部屋に飛び込んだのだ。
部屋に飛び込んでも乱ちゃんの発言は頭から消えなくて、数秒ごとにそれを思い出しては爆発して座布団にスライディング、気持ちが落ち着いたら顔を上げて深呼吸、するとまた思い出して爆発……この繰り返し。多分今ので７回目だと思う。
咲 「白夜さんのことなんて……」
『咲ちゃん、大丈夫？』
『慌てないで、ゆっくりやってみよう。』
『咲ちゃんは優しいね。』
『ありがとう、咲ちゃん。』
咲 「好きなんかじゃ……」
“ない”そう言おうとした瞬間、何故か無意識に言葉が出てこなくなった。
脳裏に、明るく笑う白夜さんの顔が思い浮かんだからだ。
唯一咲ちゃんと呼んでくれる白夜さん。初めて素の私を認めてくれた白夜さん。本丸の刀剣男士にも慕われて、他の審神者の人たちからも一目置かれている白夜さん。それはそうだよ、凄いカッコいいし、優しい人だから。
……私なんかが恋しても、報われないのは分かり切ってることだし、何より白夜さんに迷惑がかかってしまう。私は前科者、そんな私を引き取ってくれただけで有難いのに、それ以上のことを求めちゃいけない。
咲 「あれ、私、何で泣いて……」
目頭が熱くなった気がして、座布団から顔を上げる。その時に、ポタポタｯという音と一緒に、座布団の上に滴が落ちて染みを作った。
「なんで」と呟く間にも、熱い滴はツーっと顔を伝って、ポタリと太腿に落ちる。
……なんだよ私、白夜さんのこと好きじゃん、ちょー好きじゃん。
咲 「……馬鹿でしょ、私。」
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まぴおろごん@通りすがりの黒魔道士A(プロフ) - 華音さん» あれま……Σ（ﾟдﾟlll）すいませんありがとうございます！これからも何卒宜しくお願いします^m(._.)m (2020年5月25日 16時) (
レス) id: 8464144616 (このIDを非表示/違反報告)
華音(プロフ) - こんばんわ☆お久し振りです(*´∇｀*)先程最新話読ませて頂きました♪最後の方で誤字を発見致しました^^;刀剣女士ヒロインの名前を変換しているのに「名前さん」になっていたので^^;御報告致しますね☆それでは、これからも頑張って下さいませ（＾ν＾） (2020年5月24日 23時) (レス) id: 85eea2d6ee (このIDを非表示/違反報告)
まぴおろごん@通りすがりの黒魔道士A(プロフ) - 裕大@低浮上さん» 毎度毎度ありがとうございます！励みになっております……！更新頑張りますっ！ (2020年4月26日 21時) (レス) id: 8464144616 (このIDを非表示/違反報告)
裕大@低浮上(プロフ) - 続編おめでとうございます！これからも楽しみにしています！頑張ってください！ (2020年4月26日 8時) (レス) id: c4236529ca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まぴおろごん@通りすがりの黒魔道士Ａ | 作成日時：2020年4月25日 21時
