にひゃくよんじゅうよん。 ページ6
A 「はむっ……! 何かしら、このお肉とても美味しいわ!」
明石 「嬉しそうに食べはるなぁ、Aは。」
A 「だって、こんな美味しいものを食べられるのよ? 人の身を得ているからできる事だし……、本当顕現してくださった主さまにも感謝ね。」
_______それから、このお肉になるために死んでしまった生き物にも。心の中でもう一度「頂きます」と手を合わせて、私は最後の一口を口に入れた。
皆も、きちんと感謝して頂きましょうね。
明石 「そうやな、主はんが顕現してくれはったお陰で、今の自分らはある訳やし……この気持ちやって、伝えれる。」
A 「あら、私に何か言いたいことでもあったの?」
明石 「ん、あぁ。でも、伝えるのは今じゃないから、そんな気にせんといて。」
A 「ええぇっ?! そんな事言われたら余計気になるじゃない、もうっ!」
なんでそう焦らすのよ、とプクぅーと顔を膨らませた私を国行は「変な顔やな」と笑った。更にその言葉で私はプンプン、と怒った私。「なんなのよ〜」と言いながらジトリと国行を見つめた。
国行はそれをさらりと受け流し、「Aはよう顔に出るなあ」と笑いながらお酒を口に流し込んだ。
このお酒は結構強くて、私は強いお酒だと酔ってしまうことを理解しているので、最初にちびっと飲むと、あとはお水で済ませた。
食後のでざーと、いつも本丸で小豆さんが作ってくれる甘味が運ばれてきて、もうなんか一種の芸術みたいに綺麗なもので、なんだか食べるのが勿体なかった。私は持ってる端末で写真を撮ると、会話あぷりを開き、次郎さん加州くん乱くん私で作られているぐるーぷに送った。
ついでに甘味を幸せそうに食べる国行の姿も撮って、それはぐるーぷに送らず、端末に保存した。
A 「っ甘くて美味しいわ!」
明石 「ほんまやなぁ……、A口付いてるで。」
A 「んう? 何処についてる?」
明石 「ちょお動かんといてな。」
甘味のふわふわとしたくりいむがついてしまったみたいで、国行の指が近づいてきたかと思うと、唇の近くをぐっと拭われた。国行の指にはくりいむがついていて、あろうことか国行はそれを舐めとった。
明石 「ん、あっま。」
778人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「刀剣乱舞」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
まぴおろごん@通りすがりの黒魔道士A(プロフ) - 碓氷時雨さん» なんですって?! ごめんなさい即刻直します!!本当にありがとうございます!そしてすいません! (2020年2月8日 21時) (レス) id: 8464144616 (このIDを非表示/違反報告)
碓氷時雨(プロフ) - 「にひゃくろくじゅうに」の所で清光が清松になってますよ! (2020年2月8日 20時) (レス) id: d4ecd76fec (このIDを非表示/違反報告)
まぴおろごん@通りすがりの黒魔道士A(プロフ) - 愛が止まらない人さん» ありがとうございます!応援して頂けると本当に力になります!頑張りますね! (2020年1月13日 16時) (レス) id: 8464144616 (このIDを非表示/違反報告)
愛が止まらない人(プロフ) - 続編おめでとうございます!!!!!頑張ってください!!!!! (2020年1月13日 10時) (レス) id: 9082f6abc2 (このIDを非表示/違反報告)
まぴおろごん@通りすがりの黒魔道士A(プロフ) - 絵里奈さん» ありがとうございます!受験も作品も、若いからこそ出せる熱量で頑張っていきます!今作品でも何卒宜しくお願いしますね! (2020年1月13日 8時) (レス) id: 8464144616 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:まぴおろごん@通りすがりの黒魔道士A | 作成日時:2020年1月12日 21時