【刀剣乱舞】来派のお色気刀剣女士 柒。

にひゃくよんじゅうきゅう。 ページ11

明石 「ほな、そろそろ本丸帰りまひょか。」

A 「あっ待って。写真撮りたいわ。」





　鞄からすまほを取り出して、写真のあぷりを開く。自撮りに切り替えると、写真を撮ろうと腕を伸ばす。けれども、身長が国行よりも小さい私だと、中々上手く撮れない。

　「うむむむ……」と試行錯誤してると、横からぬっと国行の腕が伸びてきて、すまほを取った。





明石 「んと、此処押せばええの？」

A 「うん、そう。」

明石 「ん、ほな撮るで〜。」





　カシャリとかめら特有の音が鳴る瞬間、ぐいっと腰を引き寄せられて、私は国行と密着した状態に。なんとか写真では笑顔でぽーずを決めていたけれど、今の状況に気付いた瞬間、ばばばっと勢いよく国行から離れた。





A 「いきなりそうゆうことするの辞めて頂戴……」

明石 「想い伝えた以上、もう自分は遠慮せえへんから、よろしゅう。」

A 「ぅ〜……」





　すまほを返してもらって、私と国行は本丸に帰った。


　因みに、撮った写真はいつの間にか国行に送られていて、後日国行のすまほの待ち受け画面になっているところを目撃した。
　私の端末にも、ちゃんとお気に入り登録して保存したわ。









・









愛染 「あーっ、それこの前Aと行ってたとこか？」

明石 「おぉそうやでぇ、綺麗やろ〜？」

蛍丸 「後ろのピカピカも、Aも綺麗だね〜！」

明石 「蛍は分かってんなあ……。」

愛染 「Aは可愛いの方が合ってるんじゃね〜？」

蛍丸 「えー、綺麗だよーっ！」

明石 「いや、両方やろ。」









A 「ｯ〜〜！ も、もぅ辞めて……！」

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