にひゃくにじゅうご。 ページ27
翌日、朝餉を食べ終えるなり乱に引っ張られた明石は、大広間のすぐ隣にある通路で、乱にこう告げられた。
乱 「まずは二人っきりでデート、つまり逢引にすること！ 勿論、誘うのは明石さんからだよ。」
明石 「逢引いうても、既に自分何回かAと出掛けてますけど」
乱 「でもそれって主さんの頼まれごととかでしょ？ そうじゃなくて……そうだなぁ、遊園地とか、映画とかに行くんだよ！」
明石 「ゆうえんち……、えいが……。」
呪文のように復唱する明石。
どちらの単語も審神者から聞いたことはあるが、行ったことも実際に見たこともない。が、この本丸のAはやや好奇心旺盛だ。そういったものには喜んだ食いつくだろう。
しかし＿＿＿＿、
明石 「自分とAの非番の日が同じになることなんて、そうそうありまへん。」
出陣も遠征も内番も交代制なこの本丸で、非番の日が二人同時に被ることはそうそうない。月一の本丸定休日は、つい最近過ぎてしまって、次回の休日は来月になる。
しかも、来月のこの時期は中々忙しく、ぬくぬくと逢引する時間があるのだろうか。
乱 「大丈夫！ ボクが主さんに言ってお休み被らせてもらうから！」
明石 「……え。」
乱 「主さんはこういう話が大好きだし、絶対応援してくれるから、大丈夫だよっ！」
乱 「よし、思い立ったら即行動！ 明石さん、主さんとこいくよっ！」
明石 「え、ちょっまっ？！」
自分より遥かに幼く、しかも女子のような見た目をしている彼に手を思いっきり引かれ走る明石。
いくら極めたからといって、この力は一体何処から来ているのか。景色が変わる中、明石はそんな事を考えていた。
明石 「(それよりも、足速すぎるわっ……！ 手ェ振り解こうにもなんや凄い力で握られてるし……短刀怖っ！ 極もっと怖っ！)」
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まぴおろごん@通りすがりの黒魔道士A(プロフ) - あかりさん» ありがとうございます、そう言って頂けると私の気合いメーターが一気に上がります。これからも頑張りますね！ (2019年12月30日 22時) (
レス) id: e544de2375 (このIDを非表示/違反報告)
あかり - すごく続き気になります！ (2019年12月28日 20時) (レス) id: fb50da1edf (このIDを非表示/違反報告)
まぴおろごん@通りすがりの黒魔道士A(プロフ) - 絵里奈さん» ありがとうございます！国華は勿論、白夜さんに咲ちゃん、国行もガンガン行きますよっ！ (2019年11月18日 21時) (レス) id: e544de2375 (このIDを非表示/違反報告)
まぴおろごん@通りすがりの黒魔道士A(プロフ) - 雪宮暦さん» ありがとうございます……！ここまで来れたのも皆様のお陰です！これからも頑張ります！ (2019年11月18日 21時) (レス) id: e544de2375 (このIDを非表示/違反報告)
まぴおろごん@通りすがりの黒魔道士A(プロフ) - ぴのさん» 有難うございます！まさかの白咲です！笑 これからも頑張ります！ (2019年11月18日 21時) (レス) id: e544de2375 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まぴおろごん@通りすがりの黒魔道士Ａ | 作成日時：2019年11月17日 21時
