にひゃくにじゅうよん。 ページ26
A 「あ、お帰りなさい。」
明石 「ただいま。蛍と国俊はもう寝てるみたいやな。」
蛍と国俊が眠りに入ってから数十分後、国行は帰ってきた。
何か考え事をしているような顔付きをしていて、少し気になったけれど私は特に何も聞かなかった。
明石 「A。」
A 「なあに？」
明石 「……や、なんでもない。」
A 「ふふ、可笑しな国行。まだお酒が残ってるんじゃなあい？ ちゃんとゆっくり休んでね、国行は明日出陣でしょう？」
明石 「ん、そうやな。」
お部屋に帰ってきた時から、いや宴会の時から、なんだか国行の言動がおかしい。
買い出しの任務で何かあったのかしら……。もしかして、運命的な出会いをしたのかもっ！……なんて、そんな事あるわけないわね。乱くんから借りてる少女漫画じゃないんだから。
どちらかというと、私たちは所謂“敵”と闘っているわけだから、少年漫画(これらを貸してくれるのは主さんや浦島くん)っていうやつの方が似合ってるわよね。
あっ、でも運命的な出会いだと少年漫画の方が多いわね。
少女漫画で多い、というより見かけるのは＿＿＿＿
A 「(一目惚れっ！ やだ、国行一目惚れしたの？！ いや待ってまだ確定はしてないわっ！ はわわわわわわわ)」
やっぱり、恋愛って難しいわ……。
ぷしゅう、と頭から熱を出して私は意識が遠のいていくのを感じた。
・
明石 「(そんな押しまくれなんて言われても、何をしたらええのかさっぱり分からへん……！)」
「もーいややぁ」と明石は頭に手を置いた。
この時既に、Aは深い眠りへと落ちていたが、眠りに落ちる寸前まで考えていたことが夢にまで出てきたのか、時折「ひえぇっ」や、「はうあ」といった奇声が寝言として聞こえてくる。
無駄に色気を含んだその声は、明石の睡眠をことごとく邪魔したのであった。
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まぴおろごん@通りすがりの黒魔道士A(プロフ) - あかりさん» ありがとうございます、そう言って頂けると私の気合いメーターが一気に上がります。これからも頑張りますね！ (2019年12月30日 22時) (
レス) id: e544de2375 (このIDを非表示/違反報告)
あかり - すごく続き気になります！ (2019年12月28日 20時) (レス) id: fb50da1edf (このIDを非表示/違反報告)
まぴおろごん@通りすがりの黒魔道士A(プロフ) - 絵里奈さん» ありがとうございます！国華は勿論、白夜さんに咲ちゃん、国行もガンガン行きますよっ！ (2019年11月18日 21時) (レス) id: e544de2375 (このIDを非表示/違反報告)
まぴおろごん@通りすがりの黒魔道士A(プロフ) - 雪宮暦さん» ありがとうございます……！ここまで来れたのも皆様のお陰です！これからも頑張ります！ (2019年11月18日 21時) (レス) id: e544de2375 (このIDを非表示/違反報告)
まぴおろごん@通りすがりの黒魔道士A(プロフ) - ぴのさん» 有難うございます！まさかの白咲です！笑 これからも頑張ります！ (2019年11月18日 21時) (レス) id: e544de2375 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まぴおろごん@通りすがりの黒魔道士Ａ | 作成日時：2019年11月17日 21時
