【刀剣乱舞】来派のお色気刀剣女士陸。 (ページ24)

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にひゃくにじゅうに。ページ24

私が大広間に戻った時には、短刀の子たちを中心に、自分たちのお部屋に帰っている方々が居た。

　国行の姿を確認することはできなかったけれど、蛍と国俊が眠たそうに、こくり、こくりと首を傾げていたのが見えた私は、二人を連れて大広間を出た。

A 「蛍と国俊はもうお風呂に入ったの？」

蛍丸「うん……。」

愛染「いつもみたく、主さんが宴の前にお風呂に入らせてくれた。」

A 「そう……、それじゃあ、歯磨きしてもう寝ましょ。」

　刀剣男士皆がそうなのかどうかは知らないけれど、この本丸では身体が小さい子たちほど、年齢が若い子ほど、眠たくなる時間が早い。
　だからといってはなんだが、夜警の任務は脇差や打刀、短刀の中でも年上の今剣くん、身体が大きい子たちが多くやっている。

　部屋に帰ると、早速歯を磨き始めた二人。無いとは思うけど、歯磨き中に寝られてしまっては困る、っていうか笑っちゃいそうなので、二人を見守っていた。

　それにしても、国行は何処に行ったのかしら。

・

明石「『恋人でもなんでもない』かぁ……、まぁその通りなんやけど、少しくらいは意識してもええんとちゃいますやろか。」

　珍しく、自分はちょこーっと落ち込んでいる。Aに言われた事が、実は微妙に心に刺さったのだ。

　「はぁ……。」とため息をつくと、急に腕をぐいっと引っ張られて、壁に押さえつけられてしまった。

明石「なんですの？」

　夜の廊下はただでさえ暗いんに、引っ張られた先の廊下は灯一つ着いてなくて、更に闇が濃くなっている。

　目の前におる人物と、その隣におる人物の顔は全く持って見えんけど、雰囲気から自分は二振の特定に成功した。

明石「心臓口から出るやと思いましたわ、鶴丸はん、乱くん。」

鶴丸「驚いたか？やはり、乱の隠蔽は凄いな」

乱「まぁねっ！」

　一体、なんだというのか。

　そして、暗闇では何も見えないから意味は無いのだが、見た目大の大人が、見た目小さい女子に押し付けられているこの絵は、なんとも面白い事に、なっているはずだ。