ひゃくきゅうじゅういち。 ページ34
咲 「あ"ぁ……！ くるじいっ…、なん、で、私がこんな思いをっ……！」
首を抑えてむせる私を見下ろすA国華。
嫌だ、嫌だ＿＿＿＿！
こんな醜い姿を、一番嫌いな女に見られるなんて、屈辱でしかないのに。
違う、それよりも嫌なのは、こんな状況の私を見ている彼奴が、嘲笑するでもなく、嫌悪するでもなく、心配そうに見つめていること！
私が苦しんでいる原因であるこの部屋から、出そうとしていることよ！！！！！！
無理、マジで無理……。
気分が悪い、物すっっごく悪い！！！
A 「早くこの部屋から出た方が良いわ！ このままじゃアンタ、本当に死ぬわよ？！」
咲 「ゔるさいっ！！ 私は別にここで死ぬことになっても良いのよ！」
A 「はぁ？ 貴女何言ってんの！」
咲 「はぁ、はぁ……！
＿＿＿私はねぇ、お前さえ消えてくれれば、他がどうなろうが何でも良いのよ！
例えそれが、私自身だとしてもねえっ！！！」
汚らわしい、汚らわしい……！
そんな汚いもので触れんじゃねえっ！！！
私の身体に彼奴の手が触れようとしたその瞬間に、私は憎悪を上乗せした自らの霊気を放出した。
私の身体から毒々しい色をした霊気が、Aの身体を吹っ飛ばす。
壁にぶつかる直前、明石に守られていた彼奴の姿を見て、さらに憎悪が増した。
あの女だけあんなに守られて……、私はこれまで、誰にも守られたことなんて無かったのに……。
この無駄に多い霊力のせいで……全部自分でやって、誰かに守ってもらうとか、誰かの愛を貰うとか……そんなこと、一回も。
咲 「だから……お前が憎いんだよ！！！」
まだ苦しいけど、身体に鞭を打って立ち上がった私は、その勢いのまま、『A国華』と表示されている刀に近寄る。
力任せに刀をガシッと掴む。
長い刀身だけど、スラッとしていて傷一つない綺麗な刀剣。
ムカつく、ムカつく……！！！
咲 「どーせなら……、たくさん苦しんで死んでもらおうかしら。」
例えば、この憎悪に駆られた私の霊気を、大量に流し込むとかね？
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まぴおろごん@通りすがりの黒魔道士A(プロフ) - 愛が止まらない人さん» ありがとうございます！なんとか終われて安心しています！これからも精進して行きますので、何卒宜しくお願いします！ (2019年11月17日 21時) (
レス) id: e544de2375 (このIDを非表示/違反報告)
愛が止まらない人(プロフ) - 続編おめでとうございます…！咲ちゃんの恋が仄めかされてめちゃめちゃニヤニヤしてますwww(お相手は何となく予想してますが、夢主ちゃんだったら面白そうですね)これからも楽しみにしてます！ (2019年11月17日 18時) (レス) id: 9082f6abc2 (このIDを非表示/違反報告)
まぴおろごん@通りすがりの黒魔道士A(プロフ) - これからも応援お願いしますね……むふふふ。 (2019年11月11日 21時) (レス) id: e544de2375 (このIDを非表示/違反報告)
まぴおろごん@通りすがりの黒魔道士A(プロフ) - 暁さん» むふふふ……どうですかねぇ、おちますかねぇ……うふふふ。 (2019年11月11日 21時) (レス) id: e544de2375 (このIDを非表示/違反報告)
暁 - こうして、見習いちゃんは 恋におちていくんですね！！ 私わかりますよ！作者さん！！ これからも応援してますよっ！ (2019年11月11日 0時) (レス) id: f3a52100c6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まぴおろごん@通りすがりの黒魔道士Ａ | 作成日時：2019年9月23日 22時
