【刀剣乱舞】来派のお色気刀剣女士参。 (ページ34)

今日:1 hit、昨日:28 hit、合計:201,631 hit

ひゃくじゅうさん。ページ34

明石「…………ん、」

ぱちり、と国行の目が開いた。

若干うとうとしていた私は、軽く頬をぱちんと叩いて目を起こした。

蛍と国俊は既に寝ている。
と言っても、国行は半刻程しか寝ていない。

明石「すんまへん、迷惑かけたなぁ」

A 「迷惑なんてしてないわ。それで、どうしてあんな風になったの？」

明石「あぁ、それがな…………((「「国行っっ！！」」＿＿_＿＿おーおー、２人揃ってどうしたんや。」

蛍丸「おれ、くにゆき、もう起きな、いかと思っ、たんだよ！」

愛染「心配、かけんなよッ…………！」

国行「……ごめんな２人とも、心配かけて。」

大声で泣く蛍と、静かに涙を流す国俊。

私は割と最近に還元されたけれど、三人は、本丸の初期の方から居た、って聞いた。
三人だけで通じるもの、っていうのも、きっとあるんだろうな。

少し悲しいけれど、こればかりはしょうがない。
時間の差、っていうものはそう簡単には埋めれないし、埋まらない。

国行のお腹にぐりぐりと抱きつく２人を、困ったような、でも嬉しそうな顔で国行は抱きしめていた。

叶うことならあそこに混ざりたいけど、あの三人の姿を観れるのは、私がこの立ち位置にいるから。
それならそれで、役得、ってやつなんじゃないかしら。

・

泣き疲れてまた眠ってしまった２人を横に寝かせ、国行は語った。

明石「遠征中に負傷した自分は、本丸帰ってすぐに手入れ部屋に行った。
そこで、主はんやなく、見習いに手入れされたんや。研修、とかいう名目でな。

審神者自身が手入れする際は、審神者の霊力が流れ込んでくるのは知ってるな？

自分の中には、見習いの霊力が流れ込んできた。

主はんの手前ゆうのもあって、術とかはかけられてなかったんやけど、霊力が濁り過ぎててなぁ……。
自分の身体が、見習いの霊力排除しようと無駄な神力使ってしまって、結果、あんな風に。」

簡単に言うと、見習いさんの霊力が自分に合わなかった、ということね。
私たちは、主さまの霊力が定着しているから。

どんだけ濁ってたのかしら。

主さまも恐らく気付いた筈、国行以外被害者は居ないと思う。
「えらい目に遭いましたわ……」と国行は苦笑した。