【刀剣乱舞】来派のお色気刀剣女士参。 (ページ23)

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ひゃくに。ページ23

私の手入れ＿＿といっても顔の切り傷だけで、軽傷にすらなってなかったんだけど＿＿が終わり、大広間。

見習いは、脱衣所を出てすぐに自分の部屋に戻ったらしい。
大広間で主さまに話を聞いてみると、脱衣所で何があったのかは全く覚えていないみたい。三日月さんが何が手を回してくれたのだろう。

三条派、というより１０００年以上生きている刀の皆さんには驚かされてばかりね。

さっきの脱衣所での事もあるけれど、国俊に術と対抗するための神気を分け与えたり、さっきの霧の影響を全くと言っていいほど受けていなかった。

膝丸「A殿、身体の方は大丈夫か。」

A 「膝丸さん？大丈夫ですが、急にどうしたんです？」

膝丸「なに、先程おこった一連の出来事を兄者から聞いたのだ。

霧が出現する術というのは、術が解けたと心では思っていても、実際完璧には解けていなかった、などという事が少なからずある。
身体に異変があったら、薬研藤四郎でも石切丸やにっかり青江でも良い。
すぐにいうんだぞ。」

A 「分かりました、ありがとうございます。」

膝丸「ッ…………俺も、高度ではない術なら対処ができる、いつでも助けを呼んでくれ。」

膝丸さんはそう言うと、大広間の隅の方でお酒を飲んでいる髭切さんの元に光の速さで行ってしまった。
わざわざ抜け出して来てくれていたのかな。

膝丸さんが居なくなり、一人になった私の横に、誰かが座る気配がした。

横を見ると、珍しく真剣な顔をした国行がそこに座っていた。

A 「国行？」

明石「Aは、もうちょい危機感持った方がええんやないか。」

A 「警戒はしていたんだけどねぇ……。」

明石「あのなぁ…………。」

呆れた顔をして溜息をつく国行に、むぅと顔を膨らませる。

私だってもう顕現して日が浅いわけじゃ無いんだから、そんなに心配されなくても自分の身は自分で守れるわよ。
まぁ今日は？ちょぉっと気が抜けてたというか……。

明石「Aが充分強いのは知ってる、けどそれとこれとは別個。

自分は、ただただAが心配なだけ、それは、強い弱いも関係無い。国俊や蛍丸だってそーや。( …………一人の想い人、としてもな。)」