【刀剣乱舞】来派のお色気刀剣女士参。 (ページ6)

今日:4 hit、昨日:23 hit、合計:201,606 hit

はちじゅうご。ページ6

加州「ただいまーー！！あ～楽しかった、Aさん、ありがとう。」

A 「私も、楽しかったから…………、清光くん、また誘ってくれる？」

加州「もっちろん！次は安定と３人で、ね？」

A 「えぇ。」

ぎゅううぅぅ、と私をきつく抱き締めながら言った清光くんに返事をすると、「俺主にお土産渡してくる」と言って主さまのお部屋に向かった。

私も国行たちに持って行こう、と紙袋を抱え来派の部屋に足を運んだ。

A 「ただいま～…………って、あらあら。」

来派の部屋に入るとそこには、国行を真ん中に川の字で寝る３人の姿があった。

３人の側にはおそらく今日のおやつであっただろうずんだ餅が一つ残った状態で置かれていた。

私も待っててくれたのかしら。とずんだ餅に手を伸ばすと餅の近くで無造作に置かれていた紙が目に入った。

首を傾げながら紙を手に取る。

“ おかえり
ずんだ餅、美味しいから食べてね国俊.蛍丸.国行 ”

と、蛍の字で書かれていた。

可愛さ滲み出る文に、思わす笑みをこぼすとずんだ餅を口の中に放り込んだ。

ずんだ餅は燭台切さんの得意なおやつだと聞いていたけど、予想以上に美味なお餅だった。

気持ちよさそうに国行のお腹にすがりつく国俊と蛍の寝顔を見ていると、起こすのにとても罪悪感がある。

私は３人のそばに紙袋を置くと、この際私もお昼寝しようと、部屋の隅の方で丸まった。

畳のいい匂いに包まれながら、少しでも良い夢を見られるように祈り、私は瞼をとじた。

明石「ったく、春といえど冷えるんやから、毛布の一枚や二枚被って寝てほしいなぁ。」

スゥ、スゥと寝息をたて始めたAに、明石は自らが使用していた毛布をかけた。

安らかな顔で眠るA。

明石はしばらく寝顔を見つめ、そして口を開いた。

明石「見習いのこと聞いたで。もし、Aや蛍丸、国俊に手ぇ出すような奴なら…………いや、えぇか。」

自分が、３人を守らなあかん。そんな思いを胸に、明石は部屋を出て行った。