さんびゃくななじゅうに。 ページ15
明石さんと何の会話もしないまま、数十分の時間が過ぎたその時、手入れ部屋から腕を組んで難しそうな顔をしている白夜さんが現れた。
途端に悪い予感がサッと頭の中をよぎる。立ち上がった明石さんが白夜さんに駆け寄って急かすような声色で尋ねる。
明石 「主はんｯ、Aの容態は！」
白夜 「容態は安定してるんだけど、なにぶん怪我が酷くてね……、ちょっと手伝い札を使っての急速な手入れは危ないかな。」
明石 「そうですか」
咲 「でっ、でも、容態は安定してるってことは、ちゃんと怪我は治るんですよね？」
白夜 「うん、それは確実だよ。」
白夜さんの言葉を聞いて、明石さんはホッと息を吐いた。白夜さんの後ろ、空いている手入れ部屋の扉の隙間から中の様子を見る。中はちょっと暗くてはっきり見えはしなかったけれど、Aさんの胸が規則的に上下しているのが見えて、私も胸を撫で下ろした。
まだ怪我は完全に治っていないようだけれど、呼吸は正常に戻ったみたいだ。
白夜 「あと一日もしたら目を覚ますと思うよ。」
明石 「ほんまありがとうございます、助かりましたわぁ……」
白夜 「これが審神者の仕事だから。ほらほら、明石も早く部屋戻れって！蛍丸や愛染も心配しちゃうぞ？」
明石 「そうさせてもらいますわ」
ほなまた、と明石さんは頭を下げてその場を去っていった。明石さんの姿が完全に見えなくなった時、白夜さんの顔が真剣なものに変わった。
咲ちゃん、と呼ばれて、白夜さんの元に寄る。
白夜 「出陣の映像、残ってる？」
咲 「はい、保存してあります！」
白夜 「分かった。ところで、ちょっとお願いがあるんだけど……」
咲 「なんですか？」
白夜 「A国華という刀について、調べてもらっても良いかな？」
咲 「はい……？」
多少疑問に思いながらも了承の意を白夜さんに伝える。白夜さんはありがとう、と笑って、多分あの映像を見るために、審神者部屋への道を歩いて行った。
一体何で、A国華を調べろだなんて言ったんだろう、
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まぴおろごん@通りすがりの黒魔道士A(プロフ) - 華音さん» ひぇ……本当いつもありがとうございます！こう言ってはなんですが凄く助かります笑(いつもすみません)更新頑張ります！ (2020年7月1日 20時) (
レス) id: 8464144616 (このIDを非表示/違反報告)
華音(プロフ) - こんにちわ( ´ ▽ ` )お久し振りです。早速最新話読ませて頂きました♪ですが最後の辺りで文章に誤字が御座いましたので^^;御報告を致します。誤「白夜さんが変え出てくる」→正「白夜さんが帰って来るのは」ですね☆それでは次のお話を楽しみにしております(*^^*) (2020年6月30日 14時) (レス) id: 85eea2d6ee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まぴおろごん@通りすがりの黒魔道士Ａ | 作成日時：2020年6月16日 23時
