さんびゃくななじゅういち。 ページ14
古今 「第一部隊ｯ、帰還しました！」
鶴丸 「見習いが手入れ部屋を空けておいてくれてる！早く運び込め！」
＊＊＊
Aさんが手入れ部屋に運び込まれてから約数時間後、白夜さんが帰って来た。白夜さんには鶴丸さんがメールを通して何があったかを伝えてもらっていたから、白夜さんは帰ってくるなり手入れ部屋に直行していた。
政府から出るまで携帯を見ることが出来なかったようで、メールを見るなり大急ぎで帰って来たようだ。
審神者の許可が下りないと手伝い札は使えないことになっているので、Aさんはまだ手入れの真っ最中である。
白夜さんの後に続くようにして手入れ部屋に入った。直後に漂う血の匂いに、思わず鼻を抑えそうになる。
白夜 「外で待ってても良いよ。これは……結構酷いから。」
咲 「っすいません、」
白夜 「気にしないで。」
「俺が帰ってくるまでよく頑張ったね。」と、優しく頭を撫でてくれた白夜さんに、ぺこりと頭を下げて手入れ部屋を出た。
その時、Aさんの様子を見に来たのか、明石さんとばったり遭遇した。
明石 「……Aの怪我、どんなもんです？」
咲 「まだ、血は止まってないみたいで……」
それを聞くと、明石さんは苦しそうに表情を歪めた。そして、ずりずりと手入れ部屋の壁にもたれかかるようにして座り込んだ。
Aさんの手入れが終わるまで待っているつもりだろうか、手伝い札を使うならばまだしも、使わないのだとしたらあと一日以上時間が掛かってしまう。
咲 「あの、明石さん」
明石 「あぁ、自分ちょっと休憩するだけなんで。居座るつもりはありまへんよ。」
咲 「あ、そうですか……」
パタリ、そこで会話が止む。Aさんを通してよく明石さんの話は聞いていたけれど、実際彼と話したのは1.2回程度。私も明石さんも自分から話しかけるタイプでは無く、静かな時間が過ぎていく。
普段から掴み所が無くて何を考えているか分からない明石さんだけれど、今だけははっきりと分かった。
明石 「……」
大分、落ち込んでるみたいだ。
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まぴおろごん@通りすがりの黒魔道士A(プロフ) - 華音さん» ひぇ……本当いつもありがとうございます！こう言ってはなんですが凄く助かります笑(いつもすみません)更新頑張ります！ (2020年7月1日 20時) (
レス) id: 8464144616 (このIDを非表示/違反報告)
華音(プロフ) - こんにちわ( ´ ▽ ` )お久し振りです。早速最新話読ませて頂きました♪ですが最後の辺りで文章に誤字が御座いましたので^^;御報告を致します。誤「白夜さんが変え出てくる」→正「白夜さんが帰って来るのは」ですね☆それでは次のお話を楽しみにしております(*^^*) (2020年6月30日 14時) (レス) id: 85eea2d6ee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まぴおろごん@通りすがりの黒魔道士Ａ | 作成日時：2020年6月16日 23時
