【刀剣乱舞】 来派のお色気刀剣女士 番外編 弐。

肆 ページ16

そして遂に、借り物競走の番が来た。

お題にかかれている人や物を連れてくる(持ってくる)、っていう至って簡単で普通の借り物競走だけど、時々凄いお題が入ってるらしいわ。
今までにその凄いお題というものに遭遇したのは物吉くんただ一人だけみたいね。


そのお題というのも……いや、辞めときましょう。
放送禁止用語に入ってしまうかもしれないわ。この小説は一応健全で通しているからね？ ね？

借り物競走は二回行う。それに伴って、代表も２人なんだけど……。





村正 「お題に脱ぐとかは入っていないんでしょうかネ、FuFuFu……」

A 「ど、どうなんでしょうねぇ」

村正 「ぉっと、一回戦が始まるみたいです、それじゃあちょっと脱ぎに行ってきますヨ。」





「FuFuFuFuFuFu……」と笑いながらすたあと位置に立った村正さん。
……どうしよう、凄い不安だわ。

開始の合図をしらせる旗が挙がらないことを祈ったけれど、旗は無情にもぱーん、とあがった。


走ってる途中脱いだりしないかしら、とソワソワしてたけれど、村正さんはぴゅーっと走って、さっとお題の紙をめくった。






村正 「ふむ……縛られて喜ぶ刀の眼鏡ですカ。あの人は……赤組ですネ。」






縛られて喜ぶ刀……って、この本丸内で該当する人は一振りしか居ないわね。

なんて考えていると、赤組の方から「あっ村正さん、そんな乱暴されるとッ……！」なんて少し桃色気味の声が。





白夜 「おっと！ 赤組控え席からなにやら危なげな声が聞こえてまいりました！ こちらの小説は健全であります、決してピーや、ピーなどは致しません！」





なんて、すかさず主さまがちゃんとこの小説の健全さをあぴいるしていたその時、眼鏡を片手に持った村正さんが、ズダダダダダダダダと走ってきた。


妖しく笑みを浮かべ眼鏡を持つその形相は、まさしく妖刀＿＿！





茅野 「このままだと村正選手が一番でゴールテープを切りそうですね。

どうやら、手に持っている眼鏡は亀甲選手のもののようです、そうなるとお題は「縛られて喜ぶ刀の眼鏡」あたりでしょうか。」

白夜 「大正解でございます。」

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