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重岡「しっかしあれやなぁ、Aほんまに受かってまうねんもん、すごいなあ」
「たまたまよ」
重岡「んなわけないやん自分が頑張ったからやろ」
「…大毅も頑張ったでしょ」
重岡「ふはは!まーな!おかげで憧れのキャンパスライフイントーキョー!!」
「…親御さん心配してない?」
重岡「へ?うちはだいじょーぶやろ、放任主義やし
それ言うなら自分ちのが大変なんちゃうの」
「あーうん……でもあれ以来電話もないしいいんじゃない?」
重岡「………」
「父親はあんな感じだから多分這いつくばってでも生きてるだろうし
でも、島の人たちの方が大丈夫かなって、
あんな父親でもあの人たちにとってはだいぶ大きかっただろうし」
「私やっぱり継ぐべきだったのかなぁ…」
重岡「………
「……ん」
重岡「それに、奥さん亡くした旦那さんは早いって言うけど、旦那さん亡くした女の人は長生きするって言うやん
やからじじいは知らんけど、ばあちゃんらは大丈夫なんちゃう?」
「…ふっ……うん」
重岡「良かったなぁA、4月生まれに感謝せえよ!お前!」
「…ふふっ、ねえ、さっきから励ましてるつもりなの?」
重岡「なっおまっ人の優しさをなんやと思てんねん!!」
「とりあえず世のおじいちゃんたちに謝りな」
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作者名:SU | 作成日時:2020年12月22日 1時