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0.8話「内心」 ページ5

中二 冬




及川先輩が引き籠もりになった俺の部屋を訪ねた。




全部話した。そして知る。




今の北川第一の男子バレー部は酷く割れていることを。




どうやらコーチが及川先輩に連絡をとっていたらしい。




影山は「自己中の王様」になった。




その命名は北川第一の男子バレー部がつけたと言う。





『そんな…こと話して…俺は…内心喜んでます…
それは…いけないこと…ですかね…?』






下を向いて言う。こんな事考えてる俺は心が狭いんだなぁ…






「ううん、いけないことじゃないよ。
俺も聞いたときすごく嬉しかったし。やっぱりさ、」






及川先輩と俺はすごく気が合うということに改めて気づく。




ポジションも同じだし、やっぱり考えてることは同じ。






『「天才ってムカつくよね」ですよね』




「なんだ。分かってんじゃん。
てか、聞いてたんだね…」




『はい。すみませんでした…でも実に及川先輩らしいと思います。俺も同意見ですし』




「そりゃーよかった!」

0.9話「帰宅」→←0.7話「無能」



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作者名:あやまっくす | 作者ホームページ:ありません  
作成日時:2015年5月18日 23時

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