【SERVAMP】 狼男の彼は吸血鬼と仲良くできるのか！！？？【男主】

六言目.　私について来い ページ7

人間以外がどうして人間と共存できているのか

　Ｃ３に聞けば『我々のおかげ』だと

　吸血鬼に聞けば『元が人間だから』だと

　・・・ならば、狼男は？

　『誰も信じてないから』

　□ ■ □ ■ □

　夕暮れの街は暗闇の街に変わろうとしていた

　ところどころに街灯が灯り、人も少なくなってきた

　俺は２人を駅からそう離れていない公園に下ろした

貴「ふぅ、さすがに高校男子は重いなぁ」

　しかし２人は固まったままこちらを見たままだった
　俺は２人と同じ視線になるように、腰を下ろした

貴「ああ、心配しなくとも記憶はちゃんと改ざんするから
　 安心してくれ、君たちはちょっと巻き込まれただけだしな」

　それを言ったら俺もそうなるのだが・・・それはさておき

　俺は人差し指を２人の額に当てる

貴「知らなくていいことは知らなくていいんだ」

　トンッ、と額を軽く押せば２人は仰向けに倒れ
　そのまま眠った

　俺は立ち上がって、２人を見下ろす
　
　こんなこと、何の得にもならないのに
　どうしてしたんだろうか？

　答えは明白、彼らが俺の親友だからだ

　まぁ、偽善なんだけどね

　

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