三言目. ただ牙をたてろ ページ4
駅前の街灯が灯り始める
真っ赤な空はまるで燃えているようだった
貴「はぁー、夏だぁー」
虎「そうえば、Aは夏休みどっか行くの？」
駅前のベンチに３人で腰かけ、城田君を待つ
足早に駅に向かう人はきっと帰宅途中なんだろうなぁ
貴「あー、実家かな？」
龍「そーいや、Aも一人暮らしだったな」
貴「まぁな・・・」
そうか、夏休みがあったな
あー・・・今年も家でグダグダ、ゴロゴロするか
虎「あっ、あそこにいるの真昼じゃない？」
虎雪君の指差した方向にはおろおろと
猫を抱えた城田君がいた
貴「おーい、行くぞー」
カラオケに行こうと城田君を呼ぶと
こちらに気づいて走って来た
でも、なんで猫？
真「コイツ、吸血鬼かもしれねぇっ！！」
城田君は俺たちと合流して早々に
そう口走った
貴「お、オーケー城田君。いったん落ち着いて？
悩みがあるなら聞くぜ？」
虎「そうだよ、真昼。疲れてるの？」
龍「あんま、ため込むなよ？」
みんなが心配そうに城田君を見るが
城田君は猫を突き出したまま引き下がらない
・・・少し話を聞いてみると、どうやら拾った猫が
綿貫君が言っていた吸血鬼だったらしい
うーん、意味がさっぱりわからない
真「あっ、窓ガラスっ！！こいつガラスに映る姿が違うんだ！！」
龍征君はとっくに諦めていて、どこかよそを向いてる
俺は喉の奥に何か引っかかったような、わだかまりを
無視してガラスを覗き込んだ
・・・刹那、殺気とでもいうのだろうか？
ひゅっ、と背筋が冷えて振り返る
そこには、ド派手なピンク色の髪をした手品師が立っていた
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駄天使 - コメント返しありがとうございます！無理はしないでくださいね！ (2016年10月10日 0時) (
レス) id: a5106845e0 (このIDを非表示/違反報告)
狼森犬歯(プロフ) - 駄天使さん» コメントありがとうございます！！そうですね、繋げてます・・・本編となるべく意味をつなげられるようにしていますがあまり気にしなくても大丈夫です！！まさか、気づいてもらえると思っていなかったのでうれしいです！！これからもよろしくお願いします。 (2016年10月9日 17時) (レス) id: e17c30f3fa (このIDを非表示/違反報告)
駄天使 - 面白いです！次回楽しみです。 質問なんですが、話の番号みたいなのって全部一緒に読むと一つの言葉になるようにつけてたりしますか？ちょっと気になったので。 (2016年10月8日 23時) (レス) id: a5106845e0 (このIDを非表示/違反報告)
狼森犬歯(プロフ) - ひめゆりさん» コメントありがとうございます！！頑張ります！！ (2016年7月25日 13時) (レス) id: 2a9ee0d896 (このIDを非表示/違反報告)
ひめゆり - 面白いです！応援してます！更新頑張って下さい！(ノ´∀｀*) (2016年7月25日 0時) (レス) id: 679f7594a7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：狼森 | 作成日時：2016年4月12日 17時
