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うたた寝とバスと Keizi Akaasi ページ9

ー赤葦京治




「ん…」




赤葦「A起きてください」




ガタン...ガタン...




揺れるバスの中。




隣で眠るA。




もうすぐ着いてしまう。この時間が終わる。




ウトウトして、肩に寄りかかっている。




赤葦「起きてください、着きますよ」




「…」



続いて欲しいのは、山々。けれども、





これはマズイと思う。降り損ねてしまう。




赤葦「…起きろ、A」



俺は、耳元でそう囁いた。




すると、肩がビクリとなった。






ーが、そのまま変化がない。





「…京治…?」






赤葦「あ、起きましtー」





「すぅ…」





起きたと思えば、これですか。





一体なぜ、こんなにぐっすり寝れるんですか。





大体…ー








赤葦「無防備すぎるんだよ…」





この人は鈍感かも、しれないですが。





かなり、人気あるんですよ。だから、










ー俺以外の人になんか、そんな顔見せんな。






…なんて彼氏でも無いのに言えないですけど。





「…ス…キ…」




赤葦「ー…ッ」





ーAは無防備な上に。




こんな事言いやがって…





赤葦「…俺も好きですよ…」




…好きなことには、変わりがない。







ただ、Aの好きな人はきっと違う人。






ー俺の事は友達以上には見てくれていない。





ーだかr





「やっと、言ってくれた…」





赤葦「え…、起きてたんですか」




隣を見ると、目をぱっちり開けて





俺の顔をガン見しているA。





ーいつから、起きてたんだ…って言うより…!





赤葦「やっと、言ってくれた…?






どういう事ですか」





「どうやったって反応微妙だし…





だから、こうすれば言ってくれるかなって」




そう言い、顔を真っ赤にして背けた。





ー言ってから真っ赤にするとか可愛すぎます。



赤葦「そういうの反則ですよ」




「わっ…!?」




赤葦「…好きですよ。好きです。





誰にも渡しませんよ。」





俺は、胸の中に引っ張り込む。






近くて、遠い存在だと思っていた。





けれど、それは思い込みなだけだった。





「うん、大好き…」




ープシュー…




二人の時間をつんざくのは。




バスの出発音。




赤葦「降りそこねましたね。…あ、


























お茶でもしましょう」





ーこの後は、君憧れの『制服デート』。





いつもより1つ後のバス停で降りる事にしよう。

水浴び Kotarou Bokuto→←スマホと音楽 Morisuke Yaku



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はな - kodumeじゃなくて、kozume ですよ (2019年5月6日 0時) (レス) id: 25de99f362 (このIDを非表示/違反報告)
夏桜 - リクで赤葦でピンク入お願いします (2015年12月27日 13時) (レス) id: 821c060bbe (このIDを非表示/違反報告)
芹香(プロフ) - 3番目の国見ちゃんk大文字になってないですよ (2015年3月20日 2時) (レス) id: 7de9e67f01 (このIDを非表示/違反報告)
絶対零度(プロフ) - mayu7AAさん» 分かりました、リク受け付けました^^ (2015年3月8日 21時) (レス) id: 8e1db0cfda (このIDを非表示/違反報告)
絶対零度(プロフ) - 優奈さん» 分かりました、リク受け付けました。 (2015年3月8日 21時) (レス) id: 8e1db0cfda (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:*珈琲* | 作成日時:2015年2月18日 16時

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