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電車の中で Kei Tukisima ページ5

ー月島蛍





ーほんとに、最悪。




帰宅ラッシュに巻き込まれぎゅうぎゅうの




電車の中。




「-ッ…ゃ…っ」



月島「…A?」



少し先で、苦痛に顔を歪ませたA。




俺はー



月島「Aっ、おいで…」



腕を伸ばして、Aの腕を掴み。



一気に胸元に引き込んだ。




「っ、月島っ…」




月島「痴漢?…デショ。」



「う…ぐすっ…」



やっぱり、痴漢だった。



さっきまで、いた場所を見ると。




一人の中年の男が近づいてくる。






ーアイツか。






月島「犯人見つけた、ちょっと頑張って」




「う、うん…」




中年の男は、後ろにぴったりついて。






下を向いて、ニヤニヤ。






それと、同時にー






「っふ…月…しまぁっ」






また、苦痛に顔を歪ませた。




そして、苦しそうに声を出す。




月島「ナニやってんの、おじさん」




素早く、中年の男の腕を掴み。



上にあげた。




月島「誰か!警察呼んでください!痴漢です!」




男「何すんだっ!」




月島「何すんだって?あんたが、Aの




スカートに手突っ込んで触ってたろ?」




男「してねぇよ!放せよ!」





月島「ハァ?動画も、撮ってあるんだケド。






全員に見せる?」




そう言ってスマホをかざして、再生を押す。






ーそこには。ちゃんと、





気持ちの悪い笑みを浮かべた男が、




スカートに手突っ込んでいる。






月島「ホラ」




すぐに、駅員さんが駆けつけて。



男を引張っていった。



「月島ぁ…っ」





月島「もう、大丈夫…」




まだ、腕の中で泣いているA。




僕は少しだけ強く抱きしめた。




「月島…ありがと…っ」



月島「別に、好きな人が困ってたら。




助けるの当たりまー…ッ」



ーしまった。



うっかり、口を滑らせた…っ。




好きな人が困ってたら助けるの当たり前。





そうだけどっ…そうだけどサ!



「うちは…好きな人が助けてくれたの…。




嬉しいよ?」





月島「ハァ?…ば、バカじゃないの」



俺の告白に、告白返しって。




Aらしいけど、さっ…、



月島「ここ…電車なんだケド」



「〜っ、月島こそっ」




月島「まぁ、僕が守るから安心したら?」




ーそう言って僕は、もう一度。




強く、Aを抱きしめた。




ー僕は君の『騎士』だから。

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はな - kodumeじゃなくて、kozume ですよ (2019年5月6日 0時) (レス) id: 25de99f362 (このIDを非表示/違反報告)
夏桜 - リクで赤葦でピンク入お願いします (2015年12月27日 13時) (レス) id: 821c060bbe (このIDを非表示/違反報告)
芹香(プロフ) - 3番目の国見ちゃんk大文字になってないですよ (2015年3月20日 2時) (レス) id: 7de9e67f01 (このIDを非表示/違反報告)
絶対零度(プロフ) - mayu7AAさん» 分かりました、リク受け付けました^^ (2015年3月8日 21時) (レス) id: 8e1db0cfda (このIDを非表示/違反報告)
絶対零度(プロフ) - 優奈さん» 分かりました、リク受け付けました。 (2015年3月8日 21時) (レス) id: 8e1db0cfda (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:*珈琲* | 作成日時:2015年2月18日 16時

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